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【大宮戦プレビュー】~大宮を倒して残留争いからの脱却へ~

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ここが正念場。9月最後の試合は、降格圏内の17位大宮と対戦する。今季の対戦ではホームで1-1ドロー、ルヴァンカップは0-4と大敗を喫したが、今回こそは勝たなければいけない試合になる。

前節広島戦は、厳しい結果になった。序盤の6分に、セットプレーから水本裕貴に決められ、ビハインドを負った状態での戦いを強いられることになった。しかし、これまでと違ったのはボールを保持していたということ。自分たちのリズムで攻撃をすることができていた。ゴールまでは、あとひと押し。そこで登場したのは、怪我から復帰後初出場となる鄭大世。69分からピッチに立ちチャンスを演出すると、84分だった。北川航也のクロスに、頭で合わせて同点。エスパルスのキャプテンとしての意地のゴールだった。だが、これで波に乗るかと思われたが、後半アディショナルタイムに2点を入れられしまい、悔しい敗戦となってしまった。

ただ、鄭大世の怪我は順調に回復しており、今節にも先発復帰の可能性もある。得点力だけではなく、ピッチ内で見られる強烈なキャプテンシーも発揮し、チームを勢いづかせてくれることは間違いないだろう。前節は、結果として敗れたが、これから先を考えると、明るい兆しが出た試合でもある。

一方大宮は前節磐田と対戦した。先制したのは磐田だった。20分、大宮はゴールまで25mの距離でFKを与えてしまう。キッカーの中村俊輔は、低くて速いボールをゴール前に送ったが、これがディフェンスに当たってコースが変わり、直接ゴールに収まった。続けて28分、前線で縦パスを受けた川又堅碁が粘って落とすと、ムサエフが入れ替わって飛び出す。GKと1対1になり、一度は防いだものの、こぼれ球をゴールに押し込まれた。2点を追い掛けることになった大宮は後半に反撃。48分、ボックス内でボールを受けたマテウスがディフェンスを1人かわしてゴールに流し込んで1点差。しかし、そのあとが続かず、そのまま試合は終了。前半の2失点が響いた試合だった。

今節は、ゴールを決めたマテウスが出場停止。ここまで4得点2アシストと、チームの攻撃を支えていた選手の出場は、エスパルスにとっては有利に働くかもしれない。ただ怖いのは、ここまで19試合の出場に留まっている大前元紀の出場がほぼ確実になったことだろう。大前は、言わずと知れたエスパルスの元エース。前回対戦でも、先制ゴールの起点となったサイドチェンジを放り込むなど、エスパルスにとっては嫌な印象が残る。また、現在リーグ2試合連続でセットプレーから失点をしており、そこに大前のFKの精度を考えると、警戒しなければいけないのは明らか。エリア付近で無駄なファウルは避けるなど、セットプレーを与えないということも必要になる。

大宮は、第22節新潟戦以来5試合勝てていないが、そのうち引き分けが2試合ある。そもそも第13節終了後に渋谷洋樹監督から、元大宮のコーチだった伊藤彰監督に代わってからは、連敗が一度もない。開幕から6連敗を喫していた頃からは調子を戻し、粘り強さが出てきているようだ。

大宮との勝ち点差は7。ということは、負ければ4に迫られ、残留争いはさらに厳しくなる。追われる側の心理として、ついつい最悪の事態を想定しがちになってしまう。

まだ上にいるというアドバンテージがあるということを持っていなければいけない
と増田誓志が話すように、優位なのは自分たちなのだ。むしろ、ここで勝てば大宮との勝ち点差は10に広がるという、文字通り勝ち点6の価値のある試合になる。それだけに、この1勝をすることの意味は大きい。確実な試合運びで、残留争いから脱却したい。



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2017明治安田生命J1リーグ 第28節   
9月30日(土)19:00キックオフ 

大宮アルディージャ vs 清水エスパルス
@NACK5スタジアム大宮
<テレビ/ラジオ中継>
DAZN/NHK BS1

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