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【仙台戦プレビュー】~残留を手にするため、勝って仙台を追走したい~

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第16節終了時点から、仙台とは12位、13位を争ってきたライバルだった。しかし、前節ダービーに敗れたあと、勝ち点差は6のままと変わりはないが、札幌にその間に入られてエスパルスは14位に後退してまった。今が踏ん張り時だ。

エスパルスは、前節静岡ダービー。27分、磐田のスローインからアダイウトンが川又堅碁とのワンツーで抜け出してゴールに叩き込まれ先制を許すと、前半アディショナルタイムには松原后が一発レッドで退場。62分には右CKを中村俊輔に直接決められ、さらに73分には六反のセーブのこぼれ球を、交代したばかり山田大記に押し込まれて3失点。エスパルスは、立ち上がりこそ戦えていたが、後半10人になってからは厳しい状況が続いた。

その代償は、磐田に負けて勝ち点3を失ったというだけにとどまらず、今節松原が出場停止となる痛手を負っている。北川航也は、
5試合終わったあとに、『あれがあったから、みんなで1つになれて頑張れた』と言えるようにしなければいけない
と同期の想いも背負って戦うことになる。

さらに、鄭大世が右膝内側側副靱帯損傷で、今節の出場は難しい。ここまで9得点を奪っているチーム得点王がいないというのは、攻撃陣には多大な影響がある。しかし、それは先のように北川など、残っている選手の奮起が期待されることになる。

一方仙台は、前節川崎Fと対戦。試合は静岡ダービーと同じく、選手の退場で動くことになる。42分、川崎F家長昭博が2枚目のイエローで退場となり、仙台は1人多い状態。そこを上手く使った仙台は前半アディショナルタイム、三田啓貴が大きく縦パスを放り込むと、ゴールライン際で中野嘉大が中央に折り返し、そのボールを野津田岳人が中央で合わせて先制。さらに、60分、右サイド蜂須賀孝治のクロスに、石原直樹が頭で合わせてリードを2点に広げる。しかし、82分にエウシーニョの豪快なミドルシュートで1点を返されると、84分には小林悠が左足を振り抜き同点。さらに、87分にはカウンターから小林が今度は右足でミドルを叩き込んで逆転。10人の川崎Fに終盤の5分間で試合をひっくり返され、まさかの敗戦を喫している。

それでも、前節12.98kmを走って、リーグ1位の走行距離となった野津田は、今絶好調だ。ここ5試合で3点目。また、今節途中までエスパルスに在籍していたということもあり、今節に臨むにあたり特別な感情をぶつけてくるだろう。その野津田を含めて3試合で8得点を奪っている仙台の攻撃陣を止めることが、まずエスパルスにとっての課題となる。

ただ、仙台は数的優位を生かせず大逆転負けというショックは少なくないと思われる。

仙台は負ければ、ここで残留争いに巻き込まれることになる。仙台は、川崎Fとルヴァンカップでもリーグ戦も勝てるようなゲームを落として悔しいだろうし、自分たちも前節不甲斐ない戦いをして悔しい気持ちがある。この試合は意地と意地のぶつかり合いになると思う。一歩退く選手がいたり、受け身になった方が負ける
と六反が話すように、今節は気持ちの戦いとなる。

今週杉山浩太が今季シーズン限りで引退を発表した。13年、14年とキャプテンを務めた杉山は、今週から練習に復帰し、
声をかけるのでも何でもフィールドに出ていた方が良い。経験があって、J1に残るために色々伝えることができるのは自分かもしれないから、今のチームをまとめていきたい。残り少ないがそれが良い方向に出るようにしたい
と話している。その杉山を良い形で送り出すためにも、気持ちを見せて残り5試合の最初の試合となる今節は勝利でスタートしよう。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2017明治安田生命J1リーグ 第30節   
10月21日(土)14:00キックオフ 

ベガルタ仙台 vs 清水エスパルス
@ユアテックスタジアム仙台

<テレビ/ラジオ中継>
DAZN

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