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【F東京戦プレビュー】~勝ち点1から、勝ち点3に~

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第29節の静岡ダービーでは、退場のアクシデントもあり3失点を喫したが、前節、また第28節大宮戦でも無失点に抑えたように、勝ち点1を取るサッカーはチーム全員に浸透してきている。あとは、このまま勝ち点1を取るサッカーをベースに、少ないチャンスでも得点を奪って勝ち点3にどう繋げていくのかということになる。

エスパルスは前節、アウェイ仙台に乗り込んだ。エスパルスは2分にCKを獲得するなど、序盤から攻勢に出る。そして、10分、エスパルスにFKのチャンス。チアゴ アウベスが直接狙うと、GKがパンチング、こぼれたボールをミッチェル デュークが詰めたが相手ディフェンスがブロックしてゴールは奪えない。エスパルスは最大のチャンスを逃してしまう。そこから仙台のペースで試合が進み、前半を0-0で終えたものの、後半はさらに攻勢に出た仙台に13本のシュートを浴びることになった。それでも、チーム全員が体を張って最後までゴールマウスを割らせることなく、貴重な勝ち点1をもぎ取ることに成功した。

一方、FC東京はホームで札幌と対戦している。試合は、序盤から札幌にペースを握られる展開になった。2分には都倉賢のシュートがポストに当たって肝を冷やすと、さらにセットプレーのこぼれから荒野拓馬に強烈なミドルシュートもGK大久保択生のファインセーブで何とか凌いだ。しかし、後半の開始直後、ハーフライン付近からFKを取られると、福森晃斗のロングキックに都倉が落として、ジェイがワントラップからゴール右隅に流し込んで先制を許す。さらに、59分には左サイドの石川直樹のクロスに、ジェイが頭で叩きつけて2点目。65分に、右CKからチャン ヒョンスがファーで合わせて1点返したが反撃もそこまで。FC東京は、札幌にアウェイで今季リーグ初の勝利をプレゼントしてしまっている。

ただ、その1点がそうであるように、FC東京はセットプレーを得意としている。そのキッカーは太田宏介だ。太田は、これまでのアシスト9のうち、7得点がセットプレーから。直接アシストにならなかったものも含めると、11得点を演出している。第29節甲府戦では1点リードされ、ピーター ウタカ退場という危機的な状況の中でも太田のFKから丸山祐市が決めて同点にしているように、たとえ流れからチャンスを作ることができなくても、一発の怖さがある。

また、FC東京は攻撃陣にはタレント揃いだ、先のようにウタカは第29節で退場処分を受けたが、今節には出場が可能。また、エスパルスが最も警戒しなければいけないのは大久保嘉人だろう。大久保はC大阪時代に3得点、神戸時代にも3得点、川崎Fで5得点、そして今季ホームで対戦したFC東京戦で2得点。実に13得点を決められている、エスパルスキラーだ。

結局、点を取られてしまっているイメージがある。前を向かせたら怖い選手なので、入られる前に良いポジションを取ること。入られたら粘り強くやっていくこと
と犬飼智也はイメージしている。

やはり今節も「失点をしない」ということを重視する戦いになるだろう。そして、それにプラスして攻撃もしなければいけない。その攻撃の鍵を握るのは、松原后かもしれない。第29節の退場で、前節は出場停止。
自分が入ったらどういうイメージでやるのかを考えながらテレビで見ていた。クロスや仕掛けの部分で見せて、攻撃の起点としてなりたい。自分としても勝負の試合になる
松原の積極的な仕掛けで、これまで強引にでもチャンスを何度も作ってきた。そのプレーが、この苦境を乗り越えるきっかけになるかもしれない。

勝ち点1から、勝ち点3を奪う試合に。降格圏までの勝ち点差を、さらに広げていこう。



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2017明治安田生命J1リーグ 第31節   
10月29日(日)17:00キックオフ 

FC東京 vs 清水エスパルス
@味の素スタジアム

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