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【札幌戦プレビュー】~難敵を倒して、アイスタ6試合ぶりの勝利へ~

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現在14位のエスパルスは、1つ上13位の札幌と対戦する。昨季J2では、札幌に2度とも勝てなかった。さらに、今季もリーグ、ルヴァンカップともに敗れ、札幌には4連敗中。昨季J2優勝も奪われた札幌に対して、ここがリベンジの場でもある。

エスパルスの前節はFC東京戦。豪雨でピッチに水が浮く最悪のコンディションだった。しかし、そこにいち早く順応したエスパルスが内容でも上回った。終盤にチアゴ アウベス、北川航也、竹内涼と3連続シュートでゴールに迫るも相手の必死のディフェンスに防がれて得点とはならなかったが、いつ得点が決まってもおかしくないような状況を作り出していた。大宮戦、仙台戦と無失点に抑えた守備陣はこの試合でも安定。その上に、攻撃の形も作れており、ここまでの試合とは明らかに変わっていた。

その攻撃が機能した要因の1つに河井陽介が先発に復帰したことが挙げられるだろう。開幕戦のホーム神戸戦で左アキレス腱断裂という大怪我負い、そこから必死のリハビリに耐えて約8ヶ月ぶりに戻ってきた。そして前節、久しぶりの出場にも関わらず、チームをコントロール。小林伸二監督も、
走った選手に正確にボールを出してくれるし、攻撃で詰まって困ったなという時には、サポートに入って目先を変えてボールをさばいてくれる 。“ピッチ上の監督”のような選手
と絶賛している。アイスタは開幕戦以来。3週間のリーグ中断期間に行われた練習試合でも、さらに調子を挙げており、さらなる期待がかかるが、
自分がヒーローになろうという思いは全くない。チームの中の一人して機能できるように、ひたむきにやりたい
と意気込みを話している。

一方の札幌は前節、鹿島と対戦。前半から必死に耐えてきた札幌だったが、後半開始すぐ、ゴール前のこぼれ球を三竿健斗に押し込まれて先制を許す。それでも、60分にはコーナーキックのこぼれ球を兵藤慎剛がアウトサイドでダイレクトに打ち込むと、ボールは鮮やかな弧を描き、ポストに当たってゴールに吸い込まれて同点に追いついた。しかし、首位をひた走る鹿島には底力があった。70分に、細かい縦パス2本をつないで抜け出した金崎夢生が、GKとの1対1を制してゴールに流し込み突き放す。そのまま試合は終了し、札幌は今季初の3連勝を逃した。

それでも、札幌は10月の3試合を2勝1敗で終えている。その勝ち点6を稼いだのは、10月の月間MVPにも選ばれたジェイの存在が大きいだろう。第29節柏戦で2ゴール1アシスト、第30節FC東京戦では2ゴールと、計5得点に絡む活躍。7月1日に札幌に加入し、第19節浦和戦に初出場するといきなり初ゴールを決めた。そこから得点を積み重ね、ここまで11試合で6得点。15年には磐田で20得点を挙げてJ2得点王、16年はJ1でチームトップの14得点を挙げている得点力は、今でも変わらない。4日の練習中に倒れて緊急搬送されたが、現在は回復し練習にも参加しており、今節の出場には問題がなさそうだ。

札幌はロングボールをジェイに集めて、そこから攻撃を展開してくるだろう。エスパルスとしては、そこをどうにか押さえなければいけない。今節がJ1、J2通算50試合となるセンターバックの二見宏志は、
単純に高いボールを放り込まれても、競り負けてしまうことの方が多いと思う。それでも1人が体を当てて、もう1人がカバーに入るということは徹底しなければいけない
と2人がかりで抑えるイメージを持っている。ジェイが競ったあとのセカンドボールを確実に拾っていくことは1つのカギになる。

エスパルスとしては、ここで3点差以上の勝利で札幌と順位が入れ替わることになる。そうでなくとも、エスパルスが勝利、さらに降格圏の16位広島が敗れると残留が決まる。キックオフ時間が他会場とは1時間遅いため、後半の駆け引きにも変化が見られるかもしれない。それでも、まずは負けないということが第一。無謀に攻めて、失点をするという、これまでのサッカーをやってはいけない。守備意識を高めながら、ワンチャンスを確実に決めるという戦いで、ホーム6試合ぶりの勝利を目指していきたい。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2017明治安田生命J1リーグ 第32節   
11月18日(土)15:00キックオフ 

清水エスパルス vs 北海道コンサドーレ札幌
@IAIスタジアム日本平

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DAZN/テレビ静岡
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