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【札幌戦プレビュー】~苦手の札幌を倒して、自分たちのサッカーを確固たるものに~

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エスパルスにとって最も相性の悪い相手と言ってよいのが、今節の相手札幌だ。これまでJ2時代から5度対戦して5連敗している。その負けも16年第27節に2得点を挙げたのみで、それ以外は無得点で敗れている。

札幌ドーム特有の芝に悩まされることもあった。17年の第17節で対戦したときの失点は、相手GKの大きなパントキックからカヌが頭で六反勇治に返そうとしたが、そのボールが止まってボールを奪われてしまった。また、16年でも2点先取されてから後半2点追いつき、そのアディショナルタイムタイム。福森晃斗のフリーキックをDFとGKの前に送られると、ボールの処理の判断に迷いが生じて、その隙に都倉賢に詰められてしまった。札幌はこのように特有の芝の状態を熟知しており、その意味では地の利を生かしたサッカーをしてくる。何度も同じ失敗を繰り返しては成長がない。竹内涼も、
自分たちが逆に芝の特徴を生かしていくということが必要だと思う。前節の神戸戦でも今までと違うハイブリッド芝でやって勝っている。札幌の芝を経験している選手もいるので、もう芝を言い訳にすることはない
と話している。芝が話題になるのではなく、サッカーそのもので勝負したい。

札幌のリーグ開幕戦は広島と対戦し、広島の新助っ人のティーラシンのヘディングで先制されると、それが決勝点になった。第2節はC大阪戦、27分高木俊幸のクロスに杉本健勇にゴール前で粘られてシュートを打たれる。これが決まって先制を許してしまう。さらに、43分には自陣でボールを奪われ、最後は高木に追加点。それでも62分、右サイド三好康児のクロスに、チャナティップがニアに飛び込んで頭で合わせて1点を返すと、その直後の69分駒井善成のクロスに深井一希がヘディングを決めて一気に同点に。柿谷曜一朗のゴールで引き離されるが、79分に福森晃斗のコーナーキックから合わせたのは進藤亮佑。打ち合いの試合をドローに持ち込んだ。

札幌の得点シーンを見れば、ゴールは全て頭。クロスから、そしてコーナーキックからのゴールとなっている。合わせるのが得意な選手が揃っており、クロスを上げさせないこと、不利な位置で無用なファウルをしないという基本的なことが大事になる。また今季まだ得点を奪っていないが、前線にはジェイがおり、彼を警戒しても、し過ぎることはないだろう。昨季リーグ残り6試合で8得点を挙げており、その中にエスパルスとの対戦も含まれている。ジェイに初得点を決められると、試合が難しくなることは間違いない。安定してきている守備陣で、まずは彼からのゴールを奪われないようにしたい。

札幌にとってはホーム開幕戦となる。

札幌は今季公式戦で勝っていないので、相当な気持ちで来ると思う。だからそれ以上のものを見せなければいけない
と竹内は気合いが入る。前節神戸戦も相手のホーム開幕戦で、一時神戸に流れを持っていかれそうになった。しかし、そこで弱気にならないのが今季のエスパルス。今節は札幌ドームには大勢のサポーターが駆けつけ、完全アウェイの空気にはなるだろう。だが、今節もその空気を跳ね返す勢いはある。ルヴァンカップでは、選手全員を入れ替えながらダービーを制した。今は選手全員が高いモチベーションを持っている。この勢いで札幌を倒して、エスパルスのサッカーを確固たるものにしよう。



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2018明治安田生命J1リーグ 第3節   
3月10日(土)19:00キックオフ 

北海道コンサドーレ札幌 vs 清水エスパルス
@札幌ドーム

<放送>
DAZN/NHK BS1

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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