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【F東京戦マッチプレビュー】~今が瀬戸際。勝って上昇へ~

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2勝3分3敗。ついに黒星が1つ先行してしまった。リーグ戦では5試合勝利がなく、現在2連敗中だ。ずるずるとこのまま落ちてしまうのか、この悔しさから転じてさらに上昇していくのか。いま、その瀬戸際にいる。

エスパルスは前節、アウェイの浦和戦に臨んだ。立ち上がりこそチャンスを作っていたが、徐々に浦和のペースに持ち込まれ、23分にクロスから興梠慎三に決められ先制を許してしまう。さらに29分には、左サイドを橋岡大樹にぶち抜かれ、クロスを興梠に決められて2点のビハインドを負うことになった。エスパルスは前半シュート1本に終わるという厳しい内容だったが、後半に盛り返す。54分に、石毛秀樹のクロスをクリスランが頭で落として、ファーから金子翔太が飛び込んで1点返す。その後も決定機を作るも、1点が遠く敗れた。

FC東京の前節はC大阪とのアウェイゲーム。4連勝と波に乗ったなかでの対戦だったが、その勢いを苦しい試合になった。25分に、左サイドの東慶悟のクロスに中央で永井謙佑が合わせたが、キム ジンヒョンが体を張って防ぐ。後半に入っても、高萩洋次郎のクロスに、ディエゴ オリベイラが飛び込んだがわずかに合わせることができない。逆に74分、ゴール前に転がったボールにチャン ヒョンスとGK林彰洋の連携ミスを高木俊幸に奪われて無人のゴールに流し込まれると、これが決勝点となって連勝がストップした。

エスパルスの総失点が8失点に対して、FC東京は10失点とやや多い。そこに付け入る隙はあるはずだ。チームトップの4得点を挙げている金子は、
自分がボールを触ったチャンスになることが多い。もっとボールを受けていきたい
と話す。前節の後半も、得点以外の場面でも彼がボールを持って、そこからの展開することで相手を押し込むことができていた。全9得点中、4得点2アシストと数字に残る形で6得点と全得点の65%以上が絡む彼が、攻撃を引っ張ることになる。

ただ、一方でFC東京はリーグトップタイの12得点を挙げているように、屈指の攻撃力を誇っていることは間違いない。試合前の非公開練習のメニューについて、ヤン ヨンソン監督は、
守備でクロスの対応を練習した
と、失点のほとんどを占めるクロスからの失点を減らすことに注力している。リオデジャネイロオリンピックにも出場した室屋成など、サイドからの攻撃を得意とするFC東京をいかに止めるかがポイントとなりそうだ。まずはクロスを入れさせないこと、そしてクロスが入ったとしても、早めに準備すること。そこはしっかりと抑えていきたい。

攻撃の質を高めないといけないというところはあるが、まずは良い守備をしてゼロで抑えないと自分たちの勝つ可能性は低くなる
とキャプテンの竹内涼は語る。これまで1試合で最低でも1失点に抑えていたが、前節は複数失点を喫している。結果的に1点を取ったため、仮に1失点に押さえていれば勝ち点を奪えたはず。今季リーグ戦、ホーム初勝利のためには、まず無失点に抑えること。まずはそこから始まる。



 公式モバイルサイトでは、ヤン ヨンソン監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2018明治安田生命J1リーグ 第9節   
4月21日(土)13:00キックオフ 

清水エスパルス vs FC東京
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN
エフエムしみず

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