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【鳥栖戦マッチプレビュー】~連勝中の流れを思い出して、ここから勝ち星を重ねる~

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エスパルスは前節、首位広島と対戦した。序盤の17分だった。右サイドの柴埼晃誠に裏を抜けられグラウンダーのクロス。これを六反勇治が足で弾いたが、パトリックに当たってしまってゴールを奪われる。降り続いていた雨でピッチが走っているなど、アンラッキーな部分も重なっての失点。ここからエスパルスは切り替えて戦ったが、56分には左サイドの柏好文が中に切り込んで右足で巻いたシュートがゴールに収まった。このDAZN週間ベストゴールに選ばれたシュートは流石に止めることは難しいだろう。この2つの不運と言っても良い失点が重くのしかかった。終盤はエスパルスの攻勢が続いたが最後までゴールを割れず、3連勝を逃してしまった。

この試合を振り返り、ヤン ヨンソン監督は、
フォワードにボールを入れられる時に入れなければいけなかった
と話す。ボールを持つことができるからこそ、早めにボールを入れること。そして、ボールを良い形で入れること。そこは、今週の練習の課題にもなっている。この短期間で修正して、次の試合に臨むことになる。

前節鳥栖の相手は札幌。札幌は第3節でエスパルスに敗れて以来負けがないという、今もっとも調子を上げているチームの1つ。その中で序盤からチャンスを作ったのは鳥栖の方だった。28分には安庸佑のクロスから小野裕二がヘディングシュートを放つが、これはGKク ソンユンのファインセーブで防がれる。両チーム無得点のまま後半を迎えると51分だった。札幌のビルドアップの乱れを逃さず小野がボールを奪うと、最後は安庸佑がク ソンユンのニアをぶち抜いてネットを揺らした。鳥栖にとっては9試合ぶりの先制ゴールとなった。しかし、このリードを守りきれない。79分にはコーナーキックの混戦からジュリーニョに押し込まれて同点に追いつかれる。さらに83分、兵藤慎剛のパスに抜け出したジュリーニョにドリブルで持ち込まれゴールに流し込まれた。終盤のパワープレーも実らず逆転負け。

鳥栖は7連敗となってはいるが、3点差負けが1度、2点差負けが2度で、残りは1点差負けと、
ここ何週間から勝利から離れているが、ほとんどが接戦だった
とヨンソン監督も警戒している。

鳥栖には昨季もそうだが、勝てそうで勝てていない。最後に勝ったのは13年のホーム、伊藤翔のハットトリックなどで6-4と打ち合いを制した試合まで遡る。16年から指揮を執るマッシモ フィッカデンティ監督は、試合中に何度もポジションや戦術を変える策士として有名だが、この連敗中のチームに、何らかの策を講じてくることは間違いないだろう。

ただ、1つ言えるのが不調に陥っているチームにとって、一番嫌なことは先制点を奪われることだろう。そこで気持ちを折ってしまうために、エスパルスは是が非でも先制点を奪いたいところ。エスパルスは、前節無得点に終わった攻撃陣の奮闘がカギになる。それが、クロスからの得点になれば、なおさらチームは活気づくことになるだろう。連勝していた時の流れを思い出し、もう一度ここから勝利を重ねていく。



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2018明治安田生命J1リーグ 第13節   
5月6日(日)15:00キックオフ 

サガン鳥栖 vs 清水エスパルス
@ベストアメニティスタジアム

<放送>
DAZN

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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