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【磐田戦プレビュー】~今年一番の勝ちロコを~

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ついに今季最後のダービーが始まる。昨季は3戦全敗。そして今年は、1勝1分1敗と五分。ここが決着をつけるときになる。

エスパルスの前節は、FC東京との対戦だった。「まずは守備から入ろう」と、過去の経験を生かして慎重に入ると、今節から先発復帰したファン ソッコを中心に前半を無失点で終える。すると、後半に攻撃陣が爆発する。65分には、エリア外からドウグラスの強烈なシュート。これをGKが弾いたところを北川航也が押し込んで先制。さらに81分には、ドウグラスがPKを決めて2点目を奪う。守備でも、六反勇治がファインセーブでしのぐなど、最後まで集中を切らすことなく、10試合ぶりの完封で3位のFC東京を下すという最高の結果となった。

一方の磐田。前節湘南戦は、台風24号の影響で30日に延期されている。また中止になった試合の翌日に練習試合が組まれていたが、それも中止。身体的な疲れは取れていても、試合勘という面ではマイナスの要素になっているのかもしれない。磐田は、リーグでここまで4試合勝利がない。それでも、9月26日の札幌戦では打ち合いの試合を制して、久しぶりの勝利を挙げている。この勝利の勢いが、今節にどれだけ残っているのかというところになる。

現在エスパルスと磐田の勝ち点差は4。ただ、1試合少ないため実質はそれほど離れていないのかもしれない。昨季のホームでのダービーが行われた時の状況を振り返ると、16位の甲府まで勝ち点差2と崖っぷちだったエスパルスと、6位でさらに上位進出を狙う磐田という、対照的なチーム状態だった。しかし、今節はほぼ同じ状態と言える。そのため今回は、この試合だけに集中できるだろう。

エスパルスとしては、前節の戦い方を続けたいところだ。上記のように、今節もまずは守備からという基本は変わらない。なぜなら、磐田には前回の対戦ではいなかった大久保嘉人がいるからだ。大久保にはC大阪、神戸、川崎F、FC東京とチームをまたいで13得点を決められている。エスパルスの「天敵」とも言える存在に注意が必要だ。そこにパスを供給する中村俊輔も、ここまでエスパルスが苦しめられてきた選手。昨季のホームでは、コーナーキックを直接決められている。川又堅碁も含めて、攻撃陣の3枚に仕事をさせてはいけない。

一方攻撃陣は、いま絶好調と言えるだろう。ドウグラスは、夏の加入から10試合で7ゴールとコンスタントに得点を奪っている。しかも、ドウグラスが京都在籍時、磐田から1試合で2得点を奪っており、本人もその試合を覚えているようだ。今節はその再現にしたいところだ。そして北川。一時は9試合連続ノーゴールと苦しんでいたが、今は2試合連続ゴールと調子を上げている。下部組織出身の北川にとって、ダービーには特別の思い入れがあり、「去年の最終節が終わってから、ダービーができることを楽しみにしていた」というなか、前回アウェイでは出場できていない。ここまで出場していない試合は、その1試合だけ。その悔しさを今節にぶつける気持ちでいる。

ダービーは結果が全て。引き分けすらも許されない戦いとなる。すでにチケットは完売している。満員のアイスタで、今年一番の勝ちロコをしよう。


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2018明治安田生命J1リーグ 第29節   
10月7日(日)15:00キックオフ 

清水エスパルス vs ジュビロ磐田
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/静岡放送/SBSラジオ

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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