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【磐田戦プレビュー】~歴史に立ち会え ー50th Summit―~

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94年、トニーニョのVゴールでエスパルスが勝利したあの試合以来、50回目のダービーを迎えようとしている。現在のところ、通算成績では19勝6分24敗。それでも、ここまでリーグのダービーでは2連勝しており、この先の50回では勝ち越しているようにしたい。そのために、この節目の試合はどうしても落とすことができない試合になる。

エスパルスの前節は2週間前、広島との対戦だった。序盤からチャンスを掴んだエスパルスは31分に、ペナルティエリアライン上でフリーキックのチャンスを得る。ここでキッカーのドウグラスは、力強い助走から意外なプレーに出る。広島の壁はタイミングを合わせてジャンプを試みるが、ボールはその壁の下を通過。カバーに入っていた柏好文のタックルも外してゴールに決まった。2試合連続の先制点。しかし、後半に入って2失点を喫して、終わってみれば2試合連続の逆転負けとなった。

「試合運び」。それは、監督、選手からも聞こえてくる課題だ。立ち上がりはどの試合も悪くない。しかし先制してから流れが変わってくる。受け身になってしまい、同点ゴールを決められると、さらにその傾向が強くなってしまう。広島戦では後半のシュートが1本、逆に広島が11本と、この数字を見ても、どれだけ相手にボールを握られているのかが分かる。後半の戦い方が、この試合のポイントになるだろう。

ただ、10月23日に行われた天皇杯準々決勝鳥栖戦では改善の兆しが見えた。15分に河井陽介がキレの良いドリブルでディフェンスをかわすと、ボールを少し浮かしてスルーパス。裏に走り込んだジュニオール ドゥトラが、逆サイドネットに流し込んでエスパルスが先制する。そこから耐える時間が続いたのは、これまでと同じ。しかし、失点を許さなかったことは大きな進歩だ。竹内涼が「1-0で終えるのは、サッカーで一番難しい」と言うように、このダービーの直前の試合でそれを出せたことは、今後の流れを変えることになるだろう。

一方、磐田は鳥栖との対戦している。12分金崎のスルーパスにイサック クエンカが絶妙の飛び出しを見せ、GKとの1対1をループシュートで決めて鳥栖が先制。しかし、負けられない磐田が執念を見せたのは前半アディショナルタイムタイムだった。大南拓磨のクロスにルキアンの来日初ゴールで同点に追いつく。67分には金崎のゴール前の粘りから強引のシュートで突き放されるも、84分にはアダイウトンの目の覚めるようなバイシクルシュートで何とか同点に追いついた。

ともに残留争いをしている中で迎えるダービーというのは寂しいところもあるが、それでも、いつも以上に負けられない、いや勝たなければいけないという気持ちが強くなる。エスパルスとしては勝てば大きく順位を上げることになり、負ければ深刻な状態になってしまう。つまり、ここが今シーズンの出来を大きく左右する試合になる。エスパルスの未来を賭けた熱い戦いを、どうか見て欲しい。


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2019明治安田生命J1リーグ 第30節   
11月2日(土)14:00キックオフ 

清水エスパルス vs ジュビロ磐田
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/静岡放送/SBSラジオ/エフエムしみず/浜松エフエム放送

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