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【川崎戦プレビュー】~全ての始まりはここから~

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 いよいよシーズンの開幕。今季は変則的にルヴァンカップからのスタートになる。

エスパルスは1月15日に始動し、同26日から鹿児島キャンプ。そのほとんどで二部練習を行い、ピーター クラモフスキー監督の描く新しいサッカーを吸収してきた。その厳しい練習の中で、練習試合を3試合行っている。キャンプ中に行われたのは、鹿児島戦と松本戦だ。

鹿児島戦ではミスから先制を許すも、ジュニオール ドゥトラの今季初ゴールで同点に追いつくと、1本目には鄭大世の滝裕太のゴールで勝ち越し。さらに、3本目には新加入の後藤優介のゴールで45分×3本トータル4-2で勝利した。キャンプの仕上げとなった松本戦では、西澤健太の2ゴール、滝の1ゴール2アシストの活躍もあったが、最終的には45分×4本で6-6という打ち合いの試合となった。

そのどちらの試合にも共通しているのは、今季からのスタイルである攻撃サッカーを示すことができたということ。特に、キャンプから取り組んできたのは両サイドのクロスからの得点がほとんどを占めている。「速くて攻撃的でアグレッシブなサッカー」というクラモフスキー監督が掲げたサッカーに、この短いプレシーズンで急速に近づきつつあるようだ。9日に湘南との非公開の練習試合で最終調整を済ませて試合当日を迎えることになる。

一方の川崎Fは、昨季のルヴァンカップ王者としてこの大会に挑むことになる。昨年の10月28日に行われた決勝では先制点を許すも突き放し、後半終了間際に追いつかれて延長へ。延長でも先制を許すが、後半に小林悠のゴールで土壇場で追いつくと、PK戦に勝利して栄冠に輝いた。

その川崎Fは、1月12日に始動し、13日から宮崎で一次キャンプ、2月2日から今度は沖縄で二次キャンプを行っている。その最終日となった9日に札幌と練習試合を行っている。45分×4本で、そのトータルスコアは11-5と圧勝。その攻撃力はこれまで通り、いやそれ以上かもしれない。前線の小林、レアンドロ・ダミアンなどの攻撃陣は健在で、昨季と顔ぶれは大きく変わらない。今年も難しい相手になることは間違いないだろう。

エスパルスは、昨季川崎Fに1分1敗。直近の試合では、1点ビハインドからドウグラスのゴールで同点に追いつくと、ヘナト アウグストのカウンターからのゴールで逆転に成功。しかし、終盤に小林のゴールで追いつかれ2-2。これで川崎Fには公式戦で8試合勝利がない。それでも、今季こそはその流れを止めなければいけない。ドウグラスはいなくなったが、何よりチームとしての攻撃力が格段に上がっている。また、支配率でも相手に上回れるようにしなければいけない。

クラモフスキー監督は、この一戦を、
「川崎Fのようなチームと1試合目で戦うのは自分たちにとってテストだと思う。それは自分たちにとってワクワクするものだ」
と話している。この時期のチームの完成度は100%ではないかもしれない。まだまだ改善が必要なところはあるだろう。だが、チームはシーズンを通して成長していくものだ。「トロフィーを持ち帰る」そう宣言した指揮官の目標に向かって、新たなエスパルスの歴史はここからスタートする。


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YBCルヴァンカップ グループステージ第1節
2月16日(日)14:00キックオフ 

川崎フロンターレ vs. 清水エスパルス
@等々力陸上競技場

<放送>
フジテレビNEXT/スカチャン4

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