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【C大阪戦プレビュー】~ただひたすらゴールへ~

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「産みの苦しみ」ではないが、今季初勝利まで近づいているものの、なかなか結果が出ない。前節も、まさにそのようなゲームになった。

開幕から132日ぶりに行われた第2節は、無観客のアイスタで行われた名古屋戦だった。18分に金子翔太の前線からのチェックでボールを奪い返すと、後藤優介が相手ディフェンスをひきつけてラストパス。これを金子がファーサイドに突き刺して先制。しかし、32分にプロ初出場となった梅田透吾の2度のファインセーブも実らず相馬勇紀に押し込まれて同点。さらに、その8分後にはオウンゴールで逆転を許してしまう。61分に攻撃陣を3枚替えするなど、最後まで得点を狙いに行くも、スコアはこのまま動かず試合終了。エスパルスは連敗スタートとなっている。

金子が試合後に「ホームで先制点を奪いながら2試合続けて逆転負けを許しているのは、ゲーム運びがまだまだ甘い」と話したことが全てを物語っているのかもしれない。29分にはエスパルスデビューとなったカルリーニョス ジュニオのシュートが、57分にはボックス内から金子が放ったシュートが、ともにランゲラックのファインセーブに遭い2点目を奪うことができていない。遡ってみても、エスパルスはルヴァンカップの開幕戦を含めて、未だ1試合で1得点ずつ。どうにかして追加点を奪うことが勝利へのカギになりそうだ。

対するC大阪は、前節G大阪と49回目の「大阪ダービー」に挑んだ。C大阪は、G大阪に対して9戦勝利がなかったが、昨季の第27節に3-1と10試合ぶりに勝利を挙げて流れを変えていた。試合は、そのC大阪が先制する。前半アディショナルタイム、左サイド丸橋祐介のグラウンダーのクロスに奥埜博亮がダイレクトに合わせて先制。さらに62分にはスーパーゴールが生まれる。右サイドから崩してクロスにタイミングは合わなかったものの、中央でボールを受けた清武弘嗣が落ち着いて後ろに戻すと、丸橋のまさに矢のようなシュートがゴールに突き刺さってリードを広げた。68分に、アデミウソンにPKを決められ1点差に迫られるも、最後まで守り抜いて連勝。

C大阪はロティーナ体制2年目。昨季は34試合中15試合クリーンシート(無失点試合)を達成するなど、25失点はリーグ最少だった。次点がFC東京と広島の29失点だということを考えると、その数字がいかに素晴らしいものかが分かる。18年が7位、そして昨季が5位と着実に順位を上げてきている。

ちなみにエスパルスは、昨季C大阪に対してホームではGK六反勇治のパントキックからエウシーニョがダイレクトにゴール前に転がし、北川航也が角度の無いところから滑り込んで決めた、いわゆる「パーフェクトカウンター」の1点を守って勝利を収めるも、アウェイではエウシーニョの先制も実らず逆転負けを喫している。J1に限るとC大阪のアウェイゲームは98年の8月1日、1st第15節以来勝利がなく鬼門となっている。

エスパルスは、攻撃サッカーを掲げる以上、複数得点を挙げて相手を圧倒したい。いくらC大阪の守備が堅いとはいえ、またアウェイが鬼門だとはいえ、ピーター クラモフスキー監督が前節試合後に語ったように「倒れずに、また前に進んでいければ」と話したように、攻撃サッカーをやめないだろう。再び「リモートマッチ」として画面越しで見守るサポーターに今季勝利を届けるために、ただひたすらに相手ゴールを目指していく!


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2020明治安田生命J1リーグ 第3節   
7月8日(水)18:00キックオフ 

セレッソ大阪 vs. 清水エスパルス
@ヤンマースタジアム長居

<放送>
DAZN/エフエムしみず

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