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【浦和戦プレビュー】~ホームのサポーターに勝利を届ける。ただそれだけ~

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前節徳島戦から中2日。その徳島戦は、完敗だった。前半はほぼ相手に主導権を握られ、28分にGKからのロングボールで前線からのプレスを外されると、宮代大聖に決められて先制ゴールを許してしまう。反撃の態勢を整えるべく、ハーフタイムに3枚替えを行うも、後半開始直後にPKを献上し追加点を許す。早めにカードを切り、71分には5枚目となる鈴木唯人を投入したが、得点を挙げることができず、さらに後半アディショナルタイムに失点し0-3と、今季最多失点で敗れてしまった。


それでも、「今日のチームのイメージはとても良くないので、すぐに改善していかなければいけない」と試合後にロティーナ監督が話していたように、すぐに改善に取り組んでいる。試合翌日は、通常であれば試合に出場した選手たちはリカバリーメニューで終わるところを、ピッチに出てポジションの確認などを行っている。選手たち同士でもコミュニケーションを取る姿が見られるなど、前節の二の舞だけは避けたいという意気込みが伝わってくる。中2日と、時間がないなかではあるが、やれるだけのことはやろうとしている。


一方の浦和は、前節鹿島と対戦している。その前の節で川崎Fに0-5と大敗したチームは、メンバーを入れ替えてきた。西大伍は移籍後初出場、武藤雄樹、柴戸海、そして2年目の武田英寿が今季初先発となった。その試合は、古巣対決となった西が動かした。37分、西が右サイドから斜めのボールをゴール前に入れると、明本考浩が上手く飛び出してGKと1対1に。これを冷静に決めて、浦和が先制。それでも、前半アディショナルタイムにフリーキックから関川郁万にゴールを決められて試合は振り出しに戻る。それでも、後半も浦和が主導権を握った。63分にペナルティエリア内で明本が倒されてPKを獲得。これを槙野智章が決めて勝ち越し。その後も、VARの判定で取り消されはしたものの、ネットを揺らすチャンスを作るなど、最後まで鹿島を圧倒し、今季2勝目を挙げた。


リーグ7戦を終え、エスパルスと浦和はともに2勝2分3敗、勝ち点8で並んでいる。両チームとも今季から新監督が指揮を執るなど、発展途上のチームであり、この対決はどちらがチームとしての完成度が高いのかという指標にもなる。また、エスパルスとしては、浦和には13年の第8節以来、リーグ13戦勝てていないという苦手の相手になるが、ここでそれも終わりにしたい。


昨季は開幕からリーグ戦5連敗と苦しんでいたが、ホームゲームに限れば4戦目に勝利を挙げている。昨季以上の成績を目指すチームにとっては、もうサポーターを待たせるわけにはいかないだろう。今節は、IAIスタジアム日本平に集まるサポーターの目の前で勝利を挙げる、ただそれだけ。そして次のステップに進んでいきたい。


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2021 明治安田J1リーグ 第8節

4月7日(水)19:00キックオフ

清水エスパルス vs. 浦和レッズ

@IAIスタジアム日本平

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