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アプリ「大一番で痛感した青森山田との差、成長へのターニングポイントに/ユース」~前編~【アカデミー便り】

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高校年代最高峰のリーグ戦、『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ』で2位につけるエスパルスユースは、5月23日に行われた第7節で首位・青森山田高校と激突。ともに「全勝」(※エスパルスユースは1試合未消化)で迎えた上位対決に臨んだ。



リーグ前半戦の大一番。前節のFC東京U-18戦が、新型コロナの緊急事態宣言発令を受けて延期となったエスパルスユースは、「青森山田の強みであるセットプレーやロングスローの対策と、寄せが速い中でも自分たちのプレーができるようにすること」(鈴木奎吾)に重点を置き、入念な準備に取り組んできた。


想定していたとおり、試合開始から青森山田の“圧”を受け、攻め込まれる時間帯が続いた。ロングボールやサイドから放り込まれるクロスに対してはセンターバックの田端琉聖と菊地脩太が中心となって弾き返し、「失点するまでは自分たちのプランどおりだった」(金子星太)と粘り強く対応していた。しかし43分、警戒していたCKから先制点を許してしまう。



「勝つか勝たないかで今後のリーグ戦の状況が変わってくると思ったので、みんな気持ちが入っていた」(金子)という後半、エスパルスユースらしいテンポの良いパス回しで相手ゴールに迫った。


すると55分、金子のクロスが一度は相手に跳ね返されたが、セカンドボールを拾った金子が浮き球のボールを千葉寛汰へ送ると、千葉は狭いスペースの中で胸トラップから反転して左足シュート。得点ランクトップに位置するエースが、これまで6試合で1失点と堅守を誇る青森山田のゴールをこじ開けた。



だが、同点に追いついたのも束の間、わずか5分後の60分、サイドを大きく使った展開に対応しきれず、クロスから再び勝ち越し点を許すと、67分にはPKを決められ3失点目。


77分に鈴木のスルーパスから田中侍賢が抜け出して決定機を迎えるなど反撃を試みたが、得点は奪えず、1-3で悔しい今季リーグ戦初黒星となった。


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