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【名古屋戦プレビュー】~前節の敗戦を引きずることなく、勝利への闘志を燃やして戦う~

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エスパルスは前節鹿島と対戦。現実を突きつけられる形になった。18分に上田綺世のミドルシュートで先制点を奪われると、44分には自陣ボックス内でボールを奪われ、アルトゥール カイキに決められて2失点目。後半はエスパルスがやや盛り返したが、81分にはミスからカウンターを許し最後は和泉竜司に決められると、88分には遠藤康にダメ押しの4点目を許した。「多くコメントをする必要のない試合だった。明確に彼らが上回った試合で、彼らを気持ちよくプレーさせてしまった」とロティーナ監督が悔しがる試合になってしまった。


そこから中3日で今節を迎える。ミスが多かった前節の修正はもちろんだが、気持ちの部分で持ち直さなければいけない。今節に引きずることなく、また勝利への闘志を燃やして戦いたい。


一方の名古屋は前節札幌と対戦した。10分に、ジェイの落としから青木亮太がディフェンスの裏に抜け出してGKの前で軽く浮かしたシュートを放ち、ボールはゴールに向かって転がるが、これはゴールラインギリギリでカバー。危ない場面を防ぐと30分、マテウスが強引にドリブル突破で相手ディフェンスを次々とかわし、シュートを放つ。このこぼれ球を稲垣祥が押し込んで名古屋が先制。さらに、前半終了間際には、カウンターからシュヴィルツォクのパスを左サイドで受けた前田直輝のクロスに、稲垣が頭で合わせて追加点。名古屋が2点リードで後半を迎える。後半はお互いに両GKの活躍もあり前半のスコアのまま試合終了。名古屋は、これでリーグ3連勝となった。


名古屋はこの夏に2人の補強を行った。1人は、前節も出場したポーランド代表のシュヴィルツォク。第25節福岡戦でのスーパーゴールは衝撃を与えた。ディフェンスの前でボールを受けると、巧みなステップでターンをして右足でシュート。シュートまでの流れと、そのボールの軌道とスピードは間違いなくワールドクラスだった。ここは何としてでも抑えなければいけない。さらに、もう1人はキム ミンテ。札幌からの期限付き移籍のために前節は出場することができなかったが、今節は出場してくるかもしれない。エスパルスと札幌との前回対戦で、出場からわずか6分(公式記録上は1分)で退場し、以降出番を与えられることはなかった。個人としてこの試合に対する思いはあるだろう。


名古屋とは18年から19年までの2年間は公式戦4連勝をしていたが、20年からここまで4連敗中。さらに、エスパルスとしては名古屋に3試合連続で3失点を喫しているという状況だ。また、今季の名古屋の特徴はJ1新記録となる9試合連続無失点など、ここまでクリーンシートは17試合。失点数は川崎Fにつぐリーグ2位の20失点と守備が堅い。なかなか隙を見つけるのが難しいチームだ。


エスパルスとしては、前節新加入選手5人全員がピッチに立った。連携面では、まだまだ十分とは言えないが、それでも徐々に力を発揮しているところだ。今節は、前節よりもさらに良くなることだろう。チームとしてより団結し、この厳しい状況を乗り越えたい。


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2021 明治安田J1リーグ 第27節

8月29日(日)18:00キックオフ

清水エスパルスvs名古屋グランパス

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