今節は「エスパルス鹿児島デー 鹿児島市 × SHIROYAMA HOTEL kagoshima」。11年から開催され、8勝2分と1度も負けていないという特別に相性の良い試合である。
エスパルスは、前節仙台と対戦した。8試合勝利がなかったチームだったが、先制したのはエスパルスだった。19分、左コーナーキックを獲得すると、西澤健太のボールに中央で井林章がヘッド。コースを変えるとファーからチアゴ サンタナが詰めた。一度はオフサイドの判定が下されるが、VARの結果ゴールが認められて4試合ぶりの先制点。さらに後半に入り、追加点が欲しいところで意表をついたビッグプレーが飛び出す。52分、仙台がGKに戻したバックパスに対して藤本憲明がプレスをかける。ヤクブ スウォビィクが処理にもたつく間に距離を詰めると、スライディングタックルでボールを突く。これがそのままゴールラインを割って、2点のリードに成功。8分後にコーナーキックからフェリペ カルドーゾに決められて1点差に詰め寄られたが、最後までリードを守り抜いて実に9試合ぶりの勝利となった。
決勝点となるチームに勢いをもたらした藤本のゴールは、彼自身にとって移籍後初ゴールとなり、ここから波に乗りそうな状況だったが、今節は契約の関係で出場できない。その役割はチームメイトに託されることになる。神戸との前回対戦では1-1の引き分けだったが、内容としては終盤まで圧倒していた試合だった。今節は確実に勝利を奪って、さらに上の順位を狙うことになる。
一方、神戸は前節札幌と対戦した。試合序盤のピンチをしのいだ神戸は22分にチャンスを迎える。GKからのロングボールに右サイドから抜け出した武藤嘉紀が、そのまま持ち込んでマイナスの折り返し。これを中央で中坂勇哉が合わせて先制に成功する。さらに、36分には高い位置でボールを奪ってカウンター。大迫勇也がハーフライン付近から独走状態になったが、シュートはGKに当たってゴールならず。後半も60分に武藤が左サイドで粘って、ボールを戻したところを初瀬亮がミドルシュートを放つが、菅野孝憲がセーブ。そこで得たコーナーキックからトーマス フェルマーレンがニアで合わせるが、これも菅野が右手1本で触って追加点を奪えなかった。それでも無失点で守り抜き、神戸は3試合ぶりの勝利。4位に順位を上げ、ACL圏内目前となっている。
神戸はこの夏に加入した大迫、武藤がチャンスに絡み始めており、前節出場はなかったがボージャン クルキッチもベンチに控えていた。攻撃面では前回対戦時より迫力が増しているだろう。そのなかでエスパルスは、これまでなかなか達成することができていない完封勝利で9月を締めたいところだ。
また今節は、フライデーナイトJリーグ。今回は「SPARKLE!! GIRLS FRIDAY NIGHT」として、エスパルス女性ファンのためのイベントも開催される。先着5,000名に、SPARKLE(スパークル)をテーマにデザインされた『ベースボールシャツ』がプレゼントされ、そのキラキラ輝くとベースボールシャツを着て、エスパルスの今季初の連勝を見届けて欲しい。
エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、ロティーナ監督とチアゴ サンタナ選手の試合前日コメントを公開!!
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