NEWSニュース

福岡戦プレビュー】~ホーム開幕戦のリベンジを!~

©︎︎︎S-PULSE

エスパルスにとっては厳しい状況になった。前節、降格圏の17位徳島が仙台に勝利し、勝ち点差は3に。再び残留争いに巻き込まれている。


前節神戸戦、エスパルスは仙台戦で9試合ぶりに勝利した勢いを生かせなかった。試合の序盤に武藤嘉紀のダイビングヘッドが井林章に当たってゴールに吸い込まれ、先制を許してしまう。この1点で劣勢に立たされたエスパルスだったが、30分すぎからチャンスを掴む。それでもチアゴ サンタナが2度の決定機も決めきることができず前半が終了。後半もチャンスを決めきることができず、逆に87分に追加点を許し0-2の敗戦となった。


前半開始からわずか9分の失点が試合を難しくさせた。追いかける展開が続けば、自分たちのサッカーもままならなくなる。エスパルスが先制を許したものの、逆転勝ちを収めた試合は今季わずかに1試合、開幕の鹿島戦のみだ。やはり勝利を引き寄せるには、先制点を奪われない、そして先制点を奪うことが大事になる。


その福岡は、前節鳥栖との九州ダービーに臨んでいる。先制を奪ったのは福岡だった。41分、相手GKのロングキックを志知孝明が跳ね返すと、ボールはディフェンスの裏に転がり、フアンマ デルガドが体の強さを生かしてキープ。GKとの1対1を制して先制に成功した。後半に入るとピンチもあったが、GK村上昌謙の堅守が光り耐える。すると68分、スルーパスに抜け出した山岸祐也がGKをかわし、最後はディフェンスに触られるもゴールに押し込んで追加点。後半のアディショナルタイムには交代出場の渡大生がダメ押しの3点目を決めて勝利を決定づけた。これで5戦負け無し。先制、追加点、ダメ押し、そして完封と理想通りの勝利を挙げている。


この福岡との対戦に嫌なイメージがあるとすれば、それはホーム開幕戦での対戦が印象に残っているからだろう。エスパルスは福岡に対して1点リードで終盤に突入したが、後半アディショナルタイムにエミル サロモンソンの直接フリーキックで同点に追いつかれてしまっている。その瞬間にピッチに立っていたディサロ燦シルヴァーノも「勝ち点2を取りこぼしたので、その勝ち点2を取り返すつもりでやりたい」と、その悔しさを忘れていない。今節は、そのリベンジの戦いになる。


ただ、その熱い気持ちが空回りし、自陣でファウルを取られるようなことは注意しなければいけない。サロモンソンは、エスパルス戦を含め直接フリーキックから2本決めているほか、セットプレーから5得点を演出している。また、チームトップタイの5得点を挙げているファンマは累積警告で出場停止となるが、堅い守備を誇る鳥栖から3得点を奪った攻撃陣には警戒したい。


試合前日の1日の練習は、台風の接近による移動への影響を考慮して試合前々日に移動し、福岡県内で行われている。変則的なスケジュールとなっているが、不測の事態を回避し、そのなかでもコンディションを整えるため万全を期している。大事なアウェイゲーム、そこで勝ち点3を取って戻ってくる。


 エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、ロティーナ監督と西澤健太選手の試合前日コメントを公開!!


ダウンロードはこちらから

**********

2021 明治安田J1リーグ 第31節

10月2日(土)13:30キックオフ

清水エスパルスvsアビスパ福岡

@ベスト電器スタジアム

<放送>

DAZN

九州朝日放送

**********

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース