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【広島戦プレビュー】~勝って道を切り拓く!~

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ようやくチーム状態が上向いてきている。第34節FC東京に0-4で敗れて3連敗。そこから平岡宏章監督が就任し、中2日で迎えた前節だった。


試合は17分にチアゴ サンタナの4試合ぶり、チームとしても4試合ぶりとなるゴールで先制し好スタートを切る。しかし、23分に同点ゴール、さらに後半開始早々にもコーナーキックから逆転ゴールを許してしまう。それでも、ここから交代選手を投入し修正をはかると83分だった。右サイドの原輝綺のクロスがディフェンスを超えると、ゴール中央で待っていたのは滝裕太。ファーストタッチを上手く決めてゴールに流し込んだ。直後にユース時代からの恩師、平岡監督に抱きつくなど、チームの一体感を感じさせるものだった。「最低限の勝ち点かもしれないが、取れたことをポジティブに考えたいと思う」と平岡監督は話すが、17位徳島との差を3に広げる貴重な勝ち点となった。


その翌日にJエリートリーグ札幌戦を戦い、今節まで2週間の準備期間に入った。この期間、平岡監督のサッカーを浸透させるには、もってこいの時間だっただろう。鈴木唯人によれば、「攻撃で言えば背後を取る練習や、取ってからというルール付けての練習をたくさんした」という。前節は上述のように4試合ぶりにゴールを挙げて複数得点を記録したが、勝ちきるまでには至らなかった。前線でのダイナミックな動きを増やし、ゴール前でのチャンスの回数を増やして相手を上回りたい。


一方の広島は、10月25日に城福 浩監督が退任し、沢田 謙太郎ヘッドコーチが指揮を執ることになった。第33節仙台戦に0-2敗れ、残り5試合という状況での交代だった。沢田監督の初陣となった鹿島戦は1-4の完敗。巻き返しを誓って、前節湘南戦に臨んだ。


試合はいきなりアクシデントに見舞われる。19分に柴﨑 晃誠が一発レッドで退場。残り70分近くを1人少ない状況で戦うことを余儀なくされてしまった。ここでゲームプランは崩壊してしまったと言っても良いだろう。試合後に沢田監督が「90分間ずっと攻められているような試合だった」と言うように、広島は防戦一方の展開になった。しかし、林卓人を中心とした守備陣が粘り強い守りを見せて、ギリギリのところでゴールを割らせることはなかった。結果、広島のシュート数が2本に対して、湘南のシュート数は24本。ただ、こうした状況でも勝ち点1を獲得する強さを見せた試合だった。


広島が湘南に勝ち点3を与えなかったことが、エスパルスにとっての助けになっている。湘南とは得失点で上回られているが、勝ち点で引き離されることはなかった。ただ、こうして周りの状況は気になるものだが、自分たちが勝利しなければ道は拓かれない。残り3試合は難しい相手ばかりだが、まずは今節で平岡監督初勝利を挙げ、その第一歩にしたい。


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2021 明治安田J1リーグ 第36節

11月20日(土)15:00キックオフ

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