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【横浜FM戦プレビュー】~今季リーグ初の連勝をかけて~

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エスパルスは、今季ここまで公式戦を4試合終え1勝3分と負け無し。直近の試合は、ルヴァンカップ第2節徳島戦。23分にPKからムシャガ バケンガに決められてしまうが、62分に4枚替えを行い、流れを変えて神谷優太の直接フリーキックから同点に追いつく。その後も試合を支配したが、逆転まではできなかった。


昨季の終盤4試合を含め、これで8試合負け無しとなったが、選手としてもサポーターとしても、ただ負けないということが本望ではないだろう。やはり欲しいのは勝利だ。そのための要素は揃っている。鈴木唯人は、開幕から2試合連続ゴール中。先日のルヴァンカップでも途中出場から段違いの存在感を見せており、調子の良さをうかがわせた。また、神谷も移籍後初ゴールを決めて、肩の荷が下りたことだろう。中山克広も、ダービーでリーグ戦353日ぶりのゴールを決めている。攻撃陣はそれぞれ好調で、後ろの選手にしても安心して守ることができるだろう。そうした良い流れを持ったまま今節を迎えることになる。


横浜FMは、AFCチャンピオンズリーグに出場するため、ルヴァンカップのグループステージが免除されており、その分だけリーグ戦を早めに消化している。よって、現在はリーグを4試合終えている。


横浜FMの前節は第10節の神戸戦。14分に、神戸のカウンターから武藤嘉紀にシュートを打たれるが、これを何とか阻止すると、29分にはゴール前でボールを受けたアンデルソン ロペスのシュートはポスト直撃。両チームとも決定機を外してしまうが、ようやく均衡が破れたのは38分だった。横浜FMが左コーナーキックから西村拓真のヘディングが決まって先制に成功。後半もお互いがチャンスを作るが決めきることができずに試合は後半アディショナルタイムに突入する。ここでカウンターから西村がディフェンスを2人かわして勝利を決定付けるゴールを決めて横浜FMが勝利した。


横浜FMは第2節柏戦で2人退場者を出すなど1-3で敗れてしまったが、前節はそこから先発を8人入れ替えての勝利。今季仙台から移籍してきた西村もそのうちの1人だったが、この試合で移籍後初ゴールを含む2得点を決めただけでなく、走行距離が13.56kmと今季ダントツの1位を記録している。何より1トップにロペスがおり、昨季途中まで札幌に所属していたエスパルスが苦手としている選手だ。今季4試合ですでに9得点を挙げている攻撃陣は、誰が出ても脅威になる。エスパルスとしては、まずはここを抑えなければいけない。


ただ今季の横浜FMは失点も多いだけに、そこは狙い目となる。守備はハイラインが特徴で、ディフェンスの裏には広大なスペースができる。そのスペースをカウンターから上手く突くことができれば、今のエスパルスであれば得点を決めることも可能だろう。


昨季、リーグの連勝は最後の3連勝だけ。そこまで連勝のチャンスがありながら、それを何度も逃してきている。勢いを本物にするためには、どうしても連勝が必要だ。また簡単な相手ではないからこそ、倒した時はより大きな自信になるだろう。その後のホーム2連戦の前に、勝って戻ってきたい。


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2022 明治安田J1リーグ 第3節

3月6日(日)14:00キックオフ

清水エスパルスvs横浜F・マリノス

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