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【C大阪戦プレビュー】~初黒星から立ち上がる~

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昨季平岡宏章監督が就任してから続いていた無敗記録が、ついに途絶えてしまった。悔しい気持ちはもちろんあるだろう。だがそこから切り替えて、どのように立ち上がってくるのか、どのような戦いを見せるか。


前節横浜FM戦は難しい試合になった。序盤から相手のハイプレスに苦しみ、危ない場面をなんとかしのいでいたが、32分に小池龍太に先制を許してしまう。さらに43分には立田悠悟のクリアボールが相手に当たって直接ゴールに飛び込み2失点。後半はFWとして投入された岸本武流が決定機を作るが、決めきることができず0-2で敗れた。


「長いシーズンを戦っていく上で、負けはいずれ来るものだったし、そういったところを乗り越えながら、1つ1つ真摯に向き合って課題を克服して長いシーズンを戦って成長していく必要がある」と話すのは片山瑛一。続けてこう話している。「前節は強度の部分で一人ひとりの球際のところが足りなかった」。それは今季のエスパルスで生命線となる部分だ。この敗戦を糧にして、もう一度その部分を思い出したい。


一方、C大阪の前節はFC東京戦だった。23分、C大阪は自陣でボールを奪われるとアダイウトンの折り返しを紺野和也に決められて先制を許す。FC東京のプレスに屈してなかなかチャンスを作れなかったが、40分にビッグチャンスを迎える。丸橋祐介のクロスから奥埜博亮がヘディング。至近距離からのシュートもヤクブ スウォビィクのセーブで防がれてしまう。スウォビィクはこのセーブで流れをつかんだのか、後半には山中亮輔の直接フリーキック、清武弘嗣のボレーも防がれてしまい無得点。61分に青木拓矢が2枚目のイエローで退場し、C大阪が数的優位となったが、それを上手く生かせなかった。


C大阪は、昨年日本代表に選ばれるまでに成長した坂元達裕がKVオーステンデに期限付き移籍。さらに乾貴士が4日のトレーニング中に左股関節外旋筋筋損傷となり、今節は欠場の見込みだ。攻撃陣はパワーダウンの印象がある。ただ、前節は17歳のFW北野颯太がJ1デビューを果たすなど次々と新しい選手が出てきている。その北野はルヴァンカップ第2節鹿島戦でプロ初ゴールを決めるなど今は勢いがある。ここは気をつけなければいけないだろう。


エスパルスは昨季最終節でC大阪と戦った。先制を許す展開だったが、45+2分にFKから鈴木義宜のゴールで同点、さらに51分には西澤健太の左足ミドルが決まって逆転に成功した。選手全員の勝利に対する気持ちが全面に現れており、最後まで試合を支配。そのまま自力で残留を勝ち取った試合だ。その時の気持ちを思い出したいところだ。また、この試合がそうだったように、C大阪にはホームで5連勝中。さらに05年からのホームC大阪戦では、わずか1敗しかしていない。この相性の良さを生かして、今季アイスタ初勝利を挙げたい。


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2022 明治安田J1リーグ 第4節

3月12日(土)14:00キックオフ

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