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【浦和戦プレビュー】~劇的勝利を思い出し、一体感を持って戦う~

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前節鹿島戦の結果は逆転負け。ただ、全てが悪い内容だったわけではない。平岡宏章監督が「負けてこういうのも失礼かもしれないが、できることが多くなってきたと感じていると思うし、私自身もそう思っている。ポジティブに考えたい」と話しているように、選手たちも手応えを感じている部分がある。


個人としても嬉しい結果が続いた。70分に左サイドバックとして先発した山原怜音が左サイドで仕掛け、深い位置からクロスを挙げる。それをベンジャミン コロリが頭で合わせ、ルヴァンカップ第3節広島戦に続いて、今度はリーグ初ゴールを記録。アシストの山原もプロになって初めてのアシストとなった。


失点した終盤までは、シュートを打たれても最後まで体を寄せ、コースを消していた守備陣や、相手の隙を突く効果的なビルドアップなど、積み上げているものが徐々に試合にも出てきている。それを、今度は勝ち点3という結果に結びつけるだけだ。


今節の相手である浦和は、前節札幌とアウェイで対戦している。浦和は26分に決定的なチャンスを作る。右サイドから馬渡和彰のクロスが福森晃斗の手に当たったとしてハンドの判定。ただ、当初はボックス外で始まるところだったが、VARの判定の結果PKに。これをダヴィド モーベルグが確実に決めて浦和が先制。続く44分には、そのモーベルグが右サイドからドリブルで持ち込むと、ラストパスにキャスパー ユンカーが合わせるがこれは菅野孝憲のファインセーブで追加点を挙げることができなかった。すると、72分には金子拓郎に同点ゴールを決められ、結末はドロー。浦和はすでにリーグ8試合を終えているが、2勝2分4敗と勝ち点を伸ばすことができていない。


それでも、今季ACスパルタ プラハから加入した浦和の新10番のモーベルグは2試合連続ゴール中。また、エスパルスとはまだ1度も対戦したことがないが、昨季加入したユンカーは第5節磐田戦でゴールを奪っている。そして、昨季柏から途中から加入した江坂任と、攻撃陣は豪華だ。まだ力を十分に発揮できていないとは言え、怖い存在であることは間違いない。


エスパルスは第2節のダービーに勝利して以来、4試合勝利がなく、勝ち点5は今季初めて試合数を下回ることになった。結果として、順位としても16位に後退し、降格圏までは勝ち点1差となっている。ただ、まだリーグも序盤のため、現在7位の浦和とは勝ち点差が3。今節勝利すれば浦和と入れ替わることもある。


浦和とは昨季第37節で対戦し、劇的勝利を収めた。90分まで0-0で進んだが、90+3分に山原が途中出場。その直後だった。山原が左サイドでボールを受けると、ドリブルで時間を作って横パス。それを中村慶太がゴールに叩き込んで、これが決勝点に。残留に向けて大きな勝ち点3となっただけでなく、リーグ浦和戦で15試合ぶりの勝利となった。


同じ埼玉スタジアム2002で戦う今節。そのときの光景を思い出したい。全員の粘り強い守備と、最後までゴールを、そして勝利を求めて戦った熱い気持ち。今節は、中3日という難しい試合になるが、まずはそうした一体感を持って臨むことが大事になる。


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2022 明治安田J1リーグ 第7節

4月6日(水)19:30キックオフ

清水エスパルスvs浦和レッズ

@埼玉スタジアム2002

<放送>

DAZN

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