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【名古屋戦プレビュー】~2試合連続、サポーターを笑顔にさせる~

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「この勝利を次につなげなければ意味がない」。ルヴァンカップ グループステージ最終節・広島戦で今季初勝利を挙げたあと、試合後に平岡宏章監督が話した言葉だ。


試合は、34分に西澤健太のコーナーキックからニアで神谷優太がコースを変えて、ファーで岸本武流が合わせて先制。62分に永井龍に同点ゴールを決められるが、83分に西澤のスルーパスから、左サイドバックでの先発となった滝裕太が抜け出してゴールに流し込み劇的勝利を収めた。


だが、他会場で名古屋が勝利したため、グループステージでの敗退が決定。「嬉しい気持ちと悔しい気持ちの2つが入り混じっている」と指揮官は複雑な胸中を話している。ただ、冒頭の言葉のように、悔しさを引きずっている時間はない。中2日で、プレーオフステージ進出を争った名古屋と、因縁の対決になる。


その名古屋は、ルヴァンカップで徳島と対戦。10分に阿部浩之のコーナーキックから、吉田温紀が豪快なヘッドを叩き込んで幸先よく先制。さらに前半アディショナルタイムには高い位置でボールを奪うと、稲垣祥のパスを受けた阿部が押し込んでリードを広げた。その後も攻め続けた名古屋が完封勝利。勝ち点を伸ばして2位でグループステージ突破を決めた。


名古屋は昨季リーグ戦、38試合中21試合で完封試合を達成するなど、公式戦で31完封を記録している手堅いチーム。今季も、これまでエスパルスとルヴァンカップで対戦した2試合を含めて、公式戦ではすでに8試合の完封を記録している。まず、この守備を崩さなければいけない。


エスパルスは、リーグ戦では前節、京都と対戦している。前半から右サイドハーフに入った今季初先発のカルリーニョス ジュニオを中心にスタートから全力で攻撃を仕掛けたが、なかなかゴールに迫ることができない。後半は相手にボールを保持される時間も作られてしまい、アディショナルタイムには決定機を権田修一がしのいで何とかドローに持ち込んだ。エスパルスはリーグ2試合無得点に終わっている。


それだけに、ルヴァンカップでゴールへの執着を見せた試合を継続していきたい。勝たなければいけない試合で先制し、追いつかれても、最後までゴールへの執着があった。もちろんリスク管理はしなければいけないが、サポーターが観たいのはそういう試合だろう。


エスパルスがルヴァンカップを戦っている間に、リーグでは浦和が横浜FMに対し、前半の3点目のビハインドを、キャスパー ユンカーのハットトリックで取り返してドローに持ち込み勝ち点1を獲得している。その結果、エスパルスは順位を1つ落としてJ1昇格プレーオフ圏内の16位になっている。勝ち点1差の名古屋に勝利すれば、確実に順位を上げることになるため勝利は必須。ホーム公式戦3連戦の2試合目は、リーグ戦でも今季ホーム初勝利を奪って、サポーターを2試合連続で笑顔にさせたい。


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2022 明治安田J1リーグ 第14節

5月21日(土)14:00キックオフ

清水エスパルスvs 名古屋グランパス

@IAIスタジアム日本平

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