NEWSニュース

【浦和戦プレビュー】~夏の大逆襲は続く~

©︎︎︎S-PULSE

「攻守のバランスをチーム全体に求めていきたい」とゼ リカルド監督が話していたのは、前回のホームゲームとなる横浜FM戦の試合後の監督会見でのことだった。国立競技場に56,131人というエスパルスのホームゲーム最多入場者数を集めた試合は、片山瑛一の後半アディショナルタイムのゴールなど3得点を挙げたが、連続失点などもあり5失点を喫して敗れた。


そこから3試合、その目指す姿がようやく形になってきていると言えるだろう。前節はアウェイ名古屋戦。その前の節で神戸に敗れて最下位に転落していたが、エスパルスが意地を見せた試合になった。序盤にポスト直撃のシュートを打たれるなど危ない場面もあったが、守備陣が耐え抜くと、38分にカウンターから西澤健太のゴールで先制。さらに、後半アディショナルタイムにはチアゴ サンタナがドリブルで持ち込み、そのままシュートを叩き込んで追加点を挙げた。相手のシュートが2度のポスト直撃、さらにオフサイドでゴールが取り消されるなど、たしかにツキもあったが、最後まで守り抜いて今季初の完封勝利となった。


その完封の裏には、試合途中から井林章を入れて3バックにするなど、選手は指揮官の求める戦術に柔軟に対応してきたということも要因として挙げられる。それはリカルドサッカーの理解が進んでいるということを意味する。それが結果として現れたことで、今後はさらに自信を持って取り組むこともできるだろう。


対する浦和は、ここ15試合で1敗しかしていないという、「負けないチーム」だ。前回エスパルスと対戦したときもそうだったように、7試合連続引き分けと苦しんだ時期もあったが、最近6試合は3勝3分と勝ち星も積み重ねてきている。そのキーマンとなっているのは、4試合で4ゴールを決めているダヴィド モーベルグだろう。前節のFC東京戦でも、31分に松尾佑介の折り返しを押し込み、先制点をチームにもたらす。50分には伊藤敦樹のミドルシュートで追加点を挙げると、70分にはそのモーベルグのヒールパスから江坂任がスペースに抜け出して、最後は大久保智明が決めて3点目。FC東京を相手に3-0で快勝した。


サンタナとモーベルグ。好調の両選手のどちらがゴールを挙げるかというところが、チームの勝敗を左右するかもしれない。よって、エスパルスは組織的な守備でモーベルグを自由にプレーさせないようにしたい。それができれば、あとはエースが何とかしてくれるだろう。サンタナは前節のゴールが象徴するように、今は一人でもゴールを奪うことができる迫力がある。現在3試合連続ゴール中。昨季も3試合連続ゴールを2度決めているが、今節はエスパルス加入後初となる4試合ゴールを目指すことになる。ただ、今季のサンタナはゴールを決めるだけではない。リカルド監督が就任してからの5試合でチームとして10得点を挙げているが、その7ゴールにサンタナが絡んでいる。まさに、エスパルスの攻撃を一手に引き受けるエースの活躍をしている。今節もエスパルスを勝利に導く活躍をしてくれることは間違いない。


今季は開幕からなかなかIAIスタジアム日本平で勝利をすることができなかったが、第17節福岡戦で今季初勝利を挙げている。アイスタ2連勝、そして今季初のリーグ連勝へ。勝てなかったのはもう昔の話だ。ここから夏の大逆襲は続いていく。


 エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、ゼ リカルド監督と宮本航汰選手の試合前日コメントを公開!!


ダウンロードはこちらから

**********

2022 明治安田J1リーグ 第22節

7月16日(土)18:00キックオフ

清水エスパルスvs浦和レッズ

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

エフエムしみず

**********

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース