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【鳥栖戦プレビュー】~子どもたちの前で強いエスパルスを見せる~

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約2週間のリーグ中断を経て、31日にリーグが再開される。この期間、エスパルスは大きな変化をしている。今月17日にはヤゴ ピカチュウが、さらに22日には乾貴士がチームに加わった。エスパルス再デビューの時を待つ北川航也を含めて、攻撃の迫力が増している。


その彼らが加わった効果は、目に見える得点力というところだけではない。北川は18年にエスパルスのチーム得点王になり、19年夏にSKラピード・ウィーンに移籍。約3年に渡って自身が海外で経験してきた球際の厳しさなどをチームに還元し、「トレーニングの中から変えていけると思う」と話している。乾も豊富な海外経験のほか、何よりもサッカーを楽しむ姿は、すでに若手にも大きな影響を与えているようだ。またヤゴ ピカチュウは、バスコ・ダ・ガマでゼ リカルド監督の下でプレーしており、指揮官のサッカーを熟知している。その彼らにポジションを奪われまいというチーム内の争いが激化することも含め、チームに与える影響は計り知れない。


ただ、現状のエスパルスはリーグ17位で自動降格圏に沈んでいる。


前節浦和戦は、勝ち点を拾っておきたい試合だった。序盤はチャンスを作りながら西川周作のファインセーブなどで得点を奪えないでいると、前半も残りわずかとなった42分に松尾佑介にシュートのこぼれ球を押し込まれて先制を許す。さらに73分にはオウンゴールで追加点を奪われてしまう。それでも、79分に相手ゴール前でフリーキックを獲得すると、ホナウドがボールを動かし、山原怜音がブレ球をゴールに突き刺して1点差。ここからさらに攻勢を仕掛けるも、あと1点が奪えずに連勝を逃してしまった。


自分たちの時間帯に得点が奪えず、前半の終了間際に失点してしまうなど、「勝てそうなゲームが引き分けになったり、引き分けのゲームが負けになったり、内容としても手応えがあるゲームでも、勝ち点が取れていない」と白崎凌兵が話しているように、勝負強さや試合運びの面が、これまでのシーズンを通して課題になっている。新戦力が加わり、「チームが変わった」というところを今節から見せていかなければいけない。


相手の鳥栖は、現在1試合少ないものの、6勝10分5敗で勝ち点28を挙げて9位となっている。前節は横浜FMと対戦した。18分にレオ セアラにPKを決められて先手を取られたが、24分にジエゴのクロスを宮代 大聖が押し込んで追いつく。さらに59分には、コーナーキックからファン ソッコが頭で合わせて、ついに首位チームを相手に逆転に成功。しかし85分、松原健の速いクロスを水沼宏太がGKの前で合わせてネットを揺らして同点にされてしまう。横浜FMを追い詰めたが、結果は勝ち点1に終わった。


鳥栖は第18節でFC東京に5-0と大勝してから、公式戦4試合で1分3敗と調子を崩している。エスパルスとしては、そこを突いていきたい。前節に続きホームで戦う今節は、夏休みとなった子どもたちがIAIスタジアム日本平に集まるだろう。その前で見せなければいけないのは、強いエスパルスだ。試合開始から相手を圧倒する戦いを見せて勝利、そして自動降格圏を脱出したい。


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2022 明治安田J1リーグ 第23節

7月31日(日)18:00キックオフ

清水エスパルスvsサガン鳥栖

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

エフエムしみず

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