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【イベントレポート】9月9日(金) 静岡市立由比小学校にて『エスプラス ~モノづくり編~』を開催

『エスプラス』は、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校を訪問し児童と共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、地元企業を講師に迎える授業も展開いたします。



9月9日(金) 静岡市立由比小学校にて、クラブパートナーの明陽電機株式会社よりゲスト講師2名を迎え『エスプラス』「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~モノづくり編~」を実施しました。


最初に、「サッカーやエスパルスを通した地域(会社・市民)との関わりを考えよう」というテーマでエスパルスとパートナー企業、地域とのつながりを考えました。そして明陽電機の菊元柾人さん、伴野豪さんをゲスト講師に迎え、「仕事をする時に必要なチカラ」や「地元で働くこと」について学びました。


明陽電機株式会社は、船の安全を守るための先端技術を使った製品を作っている会社です。

護衛艦「いずも」や潜水艦「おやしお」といった防衛省の船にも製品が使用されるなど国内船の約90%に明陽電機製の製品が使われており、静岡県が誇るモノづくり企業の一つです。授業の中では、実際に作っている製品を子どもたちに見せながら企業について丁寧に説明をしてくれました。製品によっては、機械に頼ることなく、お客様の依頼に沿って一つ一つ手作りで仕上げているという説明を聞いた子どもたちは、職人の技術力の高さや製品へのこだわりにとても驚いた様子でした。


最後に明陽電機の2人からそれぞれの仕事内容と仕事をする時に大切にしている「チカラ」について教えてもらいました。

まず、菊元さんは、「私の仕事は出来上がった製品に問題点がないか検査して完璧な製品を送り出すことです。私の仕事の中で特に大切なのは問題を見つける【課題発見力】です。製品にキズがないか真正面からだけでなく横や上から角度をつけて確認したり、ボタンを押したときにしっかりと動くのか、同時に2つのボタンを押すとどのような動きをするのかを調べたりしています。お客様の手元に届く製品に問題があってはいけないので、より良い製品をお届けするためには、事前にしっかりと検査をして問題点を見つける【課題発見力】が大切です。」と話をしてくれました。


次に、伴野さんは「私の仕事は設計課が描いた図面から、お客様の要望に沿った製品を作ることです。私の仕事の中で特に大切なのは進んで取り組む【主体性】です。例えばサッカーをしていて強いボールを蹴りたいと思ったときに、周りの人からアドバイスされるのを待っている人と自分からどうしたら強いボールを蹴ることができるだろうと考えながら練習する人とでは成長速度が全く違います。私たちの仕事も同じで、目標を達成するために自分から行動することは仕事を行う上でとても重要なことなので、進んで取り組む【主体性】が大切です。」と仕事に大切なチカラについてわかりやすく説明してくれました。


その後特別に、海上自衛隊「砕氷艦しらせ」が南極から持ち帰った南極の氷を披露してくれました。普段なかなかできない貴重な体験に子どもたちは興味津々。2万年前の空気が弾ける瞬間に「ぷちぷち」という音がするという講師の説明を聞くと、氷に耳を近づけて本当に聞こえるのかグループごとで確かめて、笑顔で授業を締めくくりました。


静岡市立由比小学校6年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

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