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【川崎F戦プレビュー】~静岡・清水の人々に勇気を与える試合を~

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1日に行われる予定だった第31節磐田戦、静岡ダービーは台風15号の影響で延期。試合のなかった間に降格圏との差が縮まり、17位G大阪とは勝ち点差はわずか2となっている。残り試合が1試合多いため優位に立っていることは間違いないが、ここで勝利が欲しい。


また、試合が延期されたため、エスパルスの公式戦は3週間ぶりとなる。そのため試合勘という意味では難しい試合になるだろう。ただ、じっくりと今節に向けて準備をすることができたとも言える。先月28日にダービーの延期が決まったが、「昨日までは磐田戦に向けて準備をしていたが、ここからやることは川崎F戦に向けての準備」とゼ リカルド監督が話したように、その日から川崎F戦に向けて準備を進めてきた。試合のなかった1日にも練習試合を行うなど、できる限りのことはやってきている。そこで積み上げてきたものを出し切っていきたい。


一方、川崎Fは前節札幌と対戦。試合は点の取り合いになった。まずは28分、マルシーニョの突破を起点に、最後は橘田健人が倒されてPKを獲得。これを家長昭博が決めて川崎Fが幸先よく先制に成功する。しかし、その直後だった。ルーカス フェルナンデスに同点ゴールを決められると、興梠慎三のPKで逆転されてしまう。それでも1-2で迎えた後半、60分にはゴール前の混戦で知念慶のシュートがラインを割ったか、割っていないかでVARの判定の結果、ゴールを認められて同点に。さらに、69分には交代出場の小林悠のゴールでリードを奪う。ただ、この日は川崎Fらしさがなかった。83分には、ガブリエル シャビエルに再び同点ゴールを決められると、そのキックオフ直後にシャビエルにボックス内に侵入されたところを橘田が倒してしまい退場。悪い流れのまま、後半アディショナルタイムには小柏剛に決められて逆転負けとなった。


優勝を争う川崎Fにとっては痛い1敗。これにより横浜FMの勝利、かつ川崎Fの引き分け以下でリーグ3連覇を逃してしまうことになった。そのため、川崎Fはホームで死にものぐるいで勝ち点3を奪いにくるはずだ。そこをどのように戦うのか。エスパルスとしては、まずその雰囲気に飲まれないようにしなければいけない。前回対戦は0-2で敗れている。14分に脇坂泰斗のゴールで早々に先制点を奪われ、32分にマルシーニョのゴールで追加点を許してしまった。今回もボールを持たれることは覚悟しなければいけないが、こうした前半の失点を食い止め、得意のカウンターで得点につなげられるかというところが求められる試合になるだろう。


そして何より、気持ちの面がこれまでとは違う。


「サッカーで人々に勇気を与える」


そうした強い思いで臨むのが今節の試合になる。先月の台風15号の豪雨災害により、静岡県内で多くの被害が出た。選手たちは飲用水の配布、募金活動、そして土砂撤去作業などの支援活動を行っているが、サッカー選手として勝利を届けることが一番の支援になるだろう。川崎から、静岡・清水の人たちに勇気を与える試合を見せる。


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2022 明治安田J1リーグ 第32節

10月8日(土)14:00キックオフ

清水エスパルスvs川崎フロンターレ

@等々力陸上競技場

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