デジタルブック版「S-PULSE NEWS」2022年10月号 VOL.293に掲載された記事をチラ見せ！

ボランチ、背番号6、キャプテン、そして期限付き移籍。現在は異なるフィールドで戦い、普段はあまり連絡を取ることはないそうだが、同じような経歴をたどる二人の対談は終始、強い信頼関係を感じさせるものになった。

9月7日取材/文＝田中芳樹

―７年間ともにプレーしていますが、印象に残ることはありますか？

杉山「タケが北九州に行ったんですよね。その時に、『すごいドリブルしてる』って噂が入ってきたんです。上手いけど、そこまでかな？って。でも、帰ってきたら普通に上手かったっていう」

―竹内選手が期限付き移籍から復帰した13年ですね？

杉山「タケが、ボランチもサイドも全部やってくれて。（大前）元紀も夏に帰ってきたんだっけ？　その時に『竹内がメッチャ良い』って言ってて。それに嫉妬して『俺は？』みたいな（笑）。でも、当時よりも今の方がポジション的には後ろのイメージなんですかね。だから、年齢が上がるにつれて、上手くプレーできる人だろうなとは思ってましたけど、もう30歳？」

竹内「31です」

杉山「想像つかないよね。初めて会った時から10年以上経つなんて」

―お互いが影響を受けたことはありましたか？

杉山「タケから学ぶことは、実はすごくありました。当時22、23歳のタケが、『このタイミングで、ここに気づくんだ』って。それからもタケが、自分が思っていた通りの道にちゃんと進んでいくので、今も仕事の判断をするとき、『そこに気づいてくれる子は、タケみたいにちゃんとなってくれるんだろうな』っていう目線で見ていたりします」

竹内「僕は真似しようとは思えなかったですね。自分にないことばかりだから。センスとかはもちろんですけど、コミュニケーションの仕方とか。よく喋ってますし、ピッチの中でもそうですけど、僕はそんなに外で喋るタイプじゃないんで。遠征行くのにタクシーを使ったとき、浩太くんに『一言も喋んねー』って言われてたんですよ（笑）」

杉山「言ってたね。タケと誰かと一緒にタクシー乗って、『今日タケ乗ってた？』って毎回なるんだよね。前に乗ってたんだっけ？　タクシーの運転手さんと同じ柄の遠征着のときがあって、『運転手さん２人乗ってるのか？』っていう印象は確かにありますね」

全文はエスパルスニュース2022年10月号に掲載。

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