NEWSニュース

チラ見せ!「S-PULSE NEWS」【MONTHLY INTERVIEW】権田修一『深く、広く』

デジタルブック版「S-PULSE NEWS」2022年11月号 VOL.294に掲載された記事をチラ見せ!


「物事を深く見ることは大事だけど、そこで視野が狭くなる危険もあります」と彼は言う。サッカーをどこまでも深く掘り下げていく姿勢が変わることはないが、「ちょっと目線を変えてみたところに新鮮な発見があって、それがすごく面白い」とも言う。年齢を重ねるごとに頭を柔軟にしていく受容性が、今も権田修一の進化を加速させている。


10月11日取材/文=前島芳雄

「広島は今3位ですけど、昨年はずっと中位にいましたよね。正直僕らも1年後にこうなるとは思わなかったです。でも今年監督が代わって、選手たちが自信を持ち続けられる何かが生まれると、グーンと行くんですよね。じゃあ今の広島とエスパルスにどんな差があるかといったら、自信の差だと思います。広島はどんな相手でも自信を持ってどんどん前に出てくるし、それをやり続けた結果が今につながっている。それと比べると、エスパルスは自信があったり揺らいだりしている。逆に言えば、エスパルスも広島のようになれる可能性は十分あると思っています」


 今季も最終盤まで残留争いが続いているエスパルス。キャプテンを務める権田修一も、その状況に悔しさが強いが、同時にチームの可能性も感じている。客観的な視点から見ても、エスパルスと広島に大きな戦力差がないことは多くの識者も認めるところだろう。


 そこは大前提として持ちながらも、彼自身には危惧する要素があった。


「今年1年を通して感じるのは《不安定》ということ。前半戦は、前半と後半で大きく変わる試合が多かったですが、最近は前半後半の波は少なくなってきました。でも、90分間の中で気の緩みではないけど……ハードワークしすぎて疲れが出てくる時間とか、守りに入る時間が長かったとか、どこかで不安定な時間帯が出てしまっている。そこは8月の勝てていた試合でもあって、今考えるともっとこだわらなきゃいけなかったなと。勝ってるときって、みんな自信もあるし、一歩が出るし、うまくいくんですけど、心のどこかに『このぐらいでいいでしょ』が出始めてしまうと、結果が出なくなったとき一気に流されてしまう。それが9月以降の状況なのかなと感じています」


全文はエスパルスニュース2022年11月号に掲載。

また、エスパルスアプリでは、もう少し先まで無料でチラ見せ!

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース