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【3月4日(土)V・ファーレン長崎戦】~初ゴール、初勝利で流れを変える~

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サポーターにとっても、すっきりしない試合が続いている。試合内容が決して悪いわけではなく、守備でもきっちりと2試合を無失点で終えている。しかし、点が取れそうで取れない。そのモヤモヤを早く晴らしていきたいところだ。


エスパルスは前節、岡山とのアウェイゲーム。ディサロ燦シルヴァーノが2トップの1人として入り、北川航也が右サイドハーフに。新しい攻撃陣で臨むと、ディサロの展開から右サイドの北川へ渡り、そこから仕掛けてチャンスを作るが、なかなかネットを揺らすことができない。逆にクロスからシュートを打たれ、権田修一のファインセーブで何とかしのいだ場面もあった。後半にはセットプレーのこぼれから、ディサロのクロスに北川が頭で合わせるもバーに弾かれるシーンなど、あと一歩のところで点を取ることができず、2試合連続のスコアレスドロー。初勝利はお預けとなった。


開幕戦はシュート15本、前節はシュート13本。攻撃の形は見せられている。前節、決定機もあったカルリーニョス ジュニオが、


「チームとしてチャンスは作れている。プレーも悪くない。自分が点を取れていないのは、チャンスの場面で冷静さが足りないから」


と言うように、あとは気持ちの部分だけだろう。それは全体にも言えることで、チームとして得点を奪えていないプレッシャーが間違いなくある。その1発をどんな形であっても、まずは決めること。そうすれば次々とゴールが決まるようになるだろう。その1点を奪うために全力を注ぐのが、この試合のテーマになる。


今節の相手、長崎は2試合を終えて2敗。金沢と並んで最下位に沈んでいる。前節の藤枝戦も、55分にも右サイドから崩されて中央で渡邉りょうに押し込まれて先制を許すと、藤枝を勢いづかせてしまう。80分には相手のロングスローに競り負けて裏を突かれると、最後は久保藤次郎のシュートが決まってダメ押しの2点目。後半だけでシュートを12本も打たれるなど、良いところを見せられなかった。


ただ、ブラジル時代に敵将のファビオ カリーレ監督と対戦したことがあるというホナウドが「スタイル的には、守備が堅いチーム作りをしていた」と言うように、後ろを固めて守る守備は簡単に崩せるわけではない。そして、そこからロングボール一発で前線のフアンマ デルガドに当てる戦い方には気をつけなければいけないところ。また、サイドから積極的に1対1を仕掛けてクロスからゴールを狙うのも長崎の特徴の1つだ。


長崎は開幕戦を含めて序盤に多くのチャンスを作っていた。前節も20分までにフアンマにチャンスが3回訪れている。そこで決めきれていないことがこの結果につながっていると言えるが、決まってくると試合は難しくなる。先に失点をしないことは、調子の上がってきていないチームと対戦する時には、特に大事になるだろう。いずれにせよ、


「彼らは苦しいスタートとなっているが、最後の最後まで上位に食い込む力を持っているチームだと思っている」


とリカルド監督が話すように、実力のあるチームであることは間違いない。


ともにまだ力を発揮できているとはいえない中で、どちらが先に勝利を挙げるかという戦い。エスパルスが先に初ゴール、初勝利を挙げて、流れを変えていく。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第3節

3月4日(土)14:00キックオフ

清水エスパルスvsV・ファーレン長崎

@トランスコスモススタジアム長崎

<放送>

DAZN

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