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【栃木戦プレビュー】~ゴールデンウイークは白星スタートで~

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シーズン序盤の得点力不足ということが嘘だったかのように、今は攻撃が好調だ。第10節山口戦では2度の中断がありながら、結果的に6得点を挙げて大勝した。そして、前節大宮戦は、乾貴士の「ドイツで決めたことはあるが、日本では初めて」というヘディングのゴールで先制。後半には、チアゴ サンタナのシュートのこぼれをカルリーニョス ジュニオが押し込んで追加点、終了間際には神谷優太が決めて3得点で快勝した。


「サッカーで3点差以上はコールドだと思っている」


と秋葉忠宏監督が話しているように、危なげない試合を見せて2連勝を飾っている。


長い9連戦を終え、チームは2日間のオフ。しっかりとリフレッシュをして今週を迎えることになった。その今週のスタートとなった25日の練習も、リカバリーのメニューながらシュート練習だけはきっちりと最後まで行われるなど、得点力のさらなる向上に余念がない。


今節の相手は栃木。前節は、いわきと対戦した。試合はわずか2分で動く。右サイドでフリーキックを獲得。福森健太のボールに福島隼斗が頭で合わせて幸先よく先制に成功した。その後も、カウンターなどを駆使してチャンスを作る栃木。51分には、森俊貴のクロスに山田雄士がヘッド、さらに89分にも山田がボレーでゴールを狙ったが、いわきのGK高木和徹のファインセーブなどで追加点を奪うことはできなかった。それでも、序盤の1点を守りきった栃木が、今季3勝目。3試合で2勝1敗と調子は悪くない。


栃木の特徴は何よりも粘り強さだ。これまで得点こそ8得点とリーグで2番目に少ないが、失点11は7番目の数字。これまでの3勝は全て1点差の勝利で、前節もその勝ちパターンだったと言える。また3-4-2-1の1トップ根本凌、両ワイドの福森、森俊貴がそれぞれ2得点を挙げており、戦い方としてはある程度、意図した形を出せていると言えるだろう。


エスパルスとして大事なことは、とにかくこれまでの戦いを続けること。攻撃は冒頭に書いた通りだが、守備の面でもここ2試合チャンスらしいチャンスを与えることなく、連続無失点を続けている。これについて、秋葉監督が「前からボールを奪いに行って、我々のゴールから遠いところから奪いに行ってくれている」と話しているように、前線の選手を含めたチーム全体での守備が機能している。攻守ともに、相手を圧倒したい。


とはいえ、油断は禁物だ。第8節東京V戦で勝利した4日後、同じくホームで戦った仙台戦では1点リードを奪うも、後半に追いつかれてしまうという試合もあった。もうホームであのような試合は見せたくない。「アウェイで勝って、ホームで勝てないのはありえない」と指揮官が言うように、このホームではこれまでアウェイで見せた以上の戦いで勝利したい。


ゴールデンウイークの初日。試合を観に来てくれる大勢のサポーターが、これから先も良いゴールデンウイークを迎えられるように。まずは、このホームゲームに勝利し、今季初の3連勝としたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第12節

4月29日(土)14:00キックオフ

清水エスパルスvs栃木SC

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

静岡第一テレビ

エフエムしみず

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