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【千葉戦プレビュー】~2戦連続大勝、その勢いのままに~

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第14節いわき戦でエスパルスは大量9得点を挙げて勝利した。得てして、その次の試合は凡戦になることが多いが、その不安もなんのその。エスパルスは、前節藤枝戦もスタートから猛攻を仕掛けた。3分にチアゴ サンタナのゴールで先制すると、カルリーニョス ジュニオのPKで追加点。さらに、16分にはサンタナの負傷で交代したばかりの北川航也のゴールで3点目。27分には、乾貴士のスルーパスを受けた北爪健吾にもゴールが生まれて前半だけで4得点を挙げる。後半はやや押される展開になったが、72分にカルリーニョスがこの日2点目のゴールを決めて5-0の勝利。2試合連続大勝となっている。


「1人で相手を2、3人見ることができているから、カルリーニョスと宮本の両方が行けていた」と指揮官が言う3点目につながったカルリーニョスのパスカットのシーンのように、チームとしての守備も修正が見られている。1つの課題が出るとそれを即座に改善できる。今のエスパルスは試合ごとに強くなっていると言えるだろう。


一方、千葉は前節アウェイ甲府戦。開始1分いきなりチャンスを迎える。右サイドからのクロスにブワニカ 啓太が頭で合わせるが、GKがわずかに触れてゴールを逃す。それでも立ち上がりの主導権を握ると、29分に日高大のコーナーキックからゴール前で混戦になりもう一度組み立て直し、再び日高のクロスを見木友哉が右足ボレー。ボールはディフェンスがクリアしたかのように見えたが、ギリギリゴールラインを割り先制に成功した。その後スコアは動かないまま終盤に突入すると、千葉は後ろに重心を置いて守りを固める。危ない場面もあったが分厚いブロックを崩されることはなく、このまま1-0で勝利。3試合ぶりの白星となった。


千葉の攻撃に目を向けると、シュート数はエスパルス、磐田についで3位。特に磐田とはわずか1本差だ。だが、得点数はその数字に比例してエスパルス33得点、磐田が26得点でリーグ1位、2位となっているのに対して、千葉は15得点で15位。得点数をシュート数で割った決定率では、同じく16%、15%となっているが、千葉は8%まで落ちる。ここが苦戦している理由かもしれない。ただ逆に見れば、それだけチャンスを作っている証拠でもある。


また千葉の今季4勝は全て1-0。1点を奪って守り切るのが勝ちパターンだ。エスパルスとしては先制点を奪われると、人数をかける千葉の守備ブロックを崩していくという難しい戦いになるかもしれない。その意味でも簡単には失点をしたくない。この2試合は、いわき、藤枝とJ2初昇格組との対戦だったが、千葉はJ2の戦い方を熟知しており、エスパルスの嫌がる戦い方をしてくるだろう。


前回千葉と対戦したのは2016年7月24日、フクダ電子アリーナで行われた第25節だった。試合は終盤までエスパルスが2-3とリードを許していた。さらにエスパルスは1人少ないという敗色濃厚な状態。ところが、90分にオウンゴールで同点に追いつくと、90+4分に鄭大世のゴールで逆転。まさにミラクルを起こした試合だった。それ以来となるアウェイ千葉戦では、ハラハラする展開ではなく、90分間試合を支配して強さを見せつける試合にしたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第16節

5月17日(水)19:00キックオフ

清水エスパルスvsジェフユナイテッド千葉

@フクダ電子アリーナ

<放送>

DAZN

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