エスパルスと町田の一戦が町田GIONスタジアムの最多入場者数を更新した。それは多くのエスパルスサポーターが駆けつけたからでもある。この試合に限らず、今季アウェイの試合では多くの方々に足を運んでいただいている。ただ、ホームでは公式戦7戦負け無しで現在5連勝中、一方アウェイでは現在連敗中だ。今節は会場に詰めかけてくれる多くのサポーターのためにもアウェイ連敗を止めて勝利したい。
エスパルスは前節金沢と対戦。33分にカルリーニョス ジュニオの鮮やかなシュートが決まり先制すると、41分には乾貴士のシュートの跳ね返りを神谷優太が蹴り込んで追加点。79分、乾のスルーパスからオ セフンが決めて3-0の勝利。リーグでは3試合ぶりのクリーンシート、さらにこの3得点全てがショートカウンターからの得点となっており、チーム全体の守備が機能していると言えるだろう。
5連戦を終え、今節までには2日間のオフや連戦中にできなかった戦術練習などもできており、準備はこれまで以上に進んでいる。昨季6位、J1参入プレーオフに出場するなど実力のある山形に対してもより良いゲームを見せていきたい。
その山形は前節、J1昇格をかけて最後まで争った熊本と対戦した。前半は相手にシュートを7本打たれ、決定機も作られるなど失点してもおかしくなかったが、持ちこたえると試合は後半に動く。48分、チアゴ アウベスがボックス内でボールを受けると、軽やかなステップでディフェンスをかわしてループシュート。山形が先制に成功する。さらに83分にはコーナーキックの流れからクロスを野田裕喜が頭で追加点。後半アディショナルタイムには横山塁がゴールを決めてダメ押し。ここまで3連勝としている。
そのチームを今季途中まで率いていたのはピーター クラモフスキー監督だ。20年にエスパルスを退任したあと、21年4月に山形の監督に就任。昨季は山形をJ1参入プレーオフまで引き上げ、そのプレーオフは2回戦で敗れたが攻撃的なチームを作り上げた。昨年7月に期限付きで移籍していたディサロ燦シルヴァーノが、約半年間の所属で8ゴールとチーム3位のゴールを挙げていたので、今季エスパルスに復帰した影響は大きいだろう。今季は開幕連勝スタートも、そこから8連敗を記録するなど大きく出遅れ、第8節から指揮官が渡邉晋監督に交代している。
昨季チーム得点王だったチアゴ アウベスは現在絶好調だ。ここ5試合で4得点を挙げてチームの勝利に貢献している。その彼を3トップの左に置き、真ん中の藤本佳希は3得点、同じく右に入るのは今季川崎Fから移籍してきたイサカ ゼイン。イサカは3得点3アシストしている。この3トップをいかにして止めるか。それはこの試合の行方を左右することになるだろう
山形とはリーグ戦ではこれまで10試合を行い、8勝2分と負けがない相性の良い相手である。今回もそれに続き、試合後サポーターと喜び合い、勝ち点3を持ち帰るだけだ。
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2023 明治安田生命J2リーグ 第19節
6月3日(土)14:00キックオフ
清水エスパルスvsモンテディオ山形
<放送>
DAZN
さくらんぼテレビ
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