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【岐阜戦プレビュー】~普段通り自分たちの戦いを~

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今年の天皇杯がスタートする。エスパルスは、アウェイ連戦の合間という過密日程の中、2回戦からの登場。「全てのタイトルを狙う」と秋葉忠宏監督が力強く話すように、この試合からまた新しいタイトルに向けての戦いが始まることになる。


エスパルスは、リーグ前節アウェイの山形戦で苦戦した。前半からシュートを連発するも、なかなか決めることができず、逆に42分にチアゴ アウベスのクロスが直接ゴールに決まるという不運な形で先制されてしまう。さらに後半開始直後、カウンターからイサカ ゼインに決められて追加点を許す。追い込まれた中で78分にようやく白崎凌兵のゴールが決まって1点返すが、1-2で敗れてしまった。


前後半合わせてシュート20本と、今季最多を記録したが奪った得点はわずか1。「あれだけのチャンスを仕留められなければ、こういう結果が待っている」と指揮官が振り返るように、自らこのような結果を招いたと言える。この2回戦に向けて時間はほぼなかったが、秋葉監督はもう一度メンタリティを植え付けて、この状況を立て直していくことになる。


対戦相手の岐阜は19年までJ2だったが、20年からはJ3に所属している。現在の順位は中位となる10位。ただリーグ3連勝中と調子を上げてきている最中だ。


リーグ前節は鳥取と対戦した。12分にショートカウンターから、ンドカ チャールスが前掛かりのディフェンスの裏を独走。そのままゴールに押し込んで先制に成功する。1-0で試合を折り返すと、後半途中には柏木陽介、田中順也の元日本代表コンビを投入する。直後の61分に柏木がスペースにボールを出すと、相手GKがペナルティエリアを飛び出して対処されるも、このボールを奪い返して田中が冷静にゴールに決めて追加点。70分に1点返されるが、そのまま逃げ切った。


35歳の柏木、田中、宇賀神友弥といった、J1でも活躍してきた経験のある選手たちにはもちろん警戒が必要。さらに、天皇杯予選1回戦を含めると公式戦では5連勝中だが、その5試合のうち4試合で得点を決めているのはンドカだ。隙を与えてしまうと一発を持っており、特にエスパルスがボールを持っている状況でのリスク管理は考えておかなければいけないだろう。


どんな大会でも「初戦は難しい」と言われるが、エスパルスがここ10年で初戦敗退となったのは1度だけ。いつもと違う雰囲気、下位のカテゴリーと戦うプレッシャーや相手の情報が不足しているなど、特に天皇杯は波乱が起きやすい環境だ。それでも昨季は周南公立大に8-0で勝利するなど、順当に勝ち進むことができている。この試合もJ3の岐阜を相手に普段通りの戦い方ができるかどうか。順調に駒を進めるだけでなく、リーグの敗戦ショックを吹き飛ばすような、明るい雰囲気を勝利でもたらしたい。


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2023 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 2回戦

6月7日(水)19:00キックオフ

清水エスパルスvsFC岐阜

@IAIスタジアム日本平

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