6月18日(日)、エスパルスは株式会社折兼様のご支援のもと、SDGs環境教育プログラム『資源循環型リサイクル&アグリカルチャー体験企画』を開催しました。
当日は17組の親子の皆さんが、環境に関するレクチャー・ビーチコーミング・畑で採れた野菜を使用した手作りカレーのランチ・バガス容器の土壌分解準備、そして野菜の植え付けなど様々な体験を通じて環境に優しいライフスタイルへのキッカケ作りにチャレンジいただきました。
ご参加いただきました皆様、株式会社折兼様、伊豆川飼料様、nanairo様、Beach hotel gosea’s様、本企画は様々な皆様とのパートナーシップにより初めて実現できた企画です。皆様のご協力誠にありがとうございました。
SDGs環境教育プログラム『資源循環型リサイクル&アグリカルチャー体験』とは
エスパルスは、地域と共に脱炭素社会の実現を目指すゼロカーボンプロジェクトを推進しており、次世代を担う子どもたちへの啓蒙・啓発活動は非常に重要な課題と認識しています。本企画では、サトウキビ由来のバガス容器を実際に使用して食事をし、その容器が土壌分解する資源循環型リサイクルの実体験と共に、農作物の植え付けから収穫、そして収穫した野菜を食するまでを体験するクラブ初の環境教育プログラムを地域の子どもたちにご提供いたします。また、本企画は株式会社折兼のご支援のもと、地元企業である伊豆川飼料株式会社・株式会社nanairo及びエスパルスとのパートナシップにより実現しました。
環境レクチャー
Beach hotel gosea’s (静岡市清水区三保2728-4)にて、海洋ゴミや海洋プラスチック問題、折兼のバガス容器の秘密、伊豆川飼料の資源循環リサイクル事業についてレクチャー。
海洋ゴミ問題については、実際にビーチでゴミ拾いを実施していただき、海洋プラスチック問題の現状や生態系への影響、海のゴミの7割は陸から流れてきていることなどを実体験と共に自分事としてリアルに感じてもらう機会となったようです。プラスチックは分解されるまで約400年という歳月を必要とすることから、このまま陸のゴミが海に流れ続けると、2050年には魚よりもゴミが多くなるという現状をご紹介。
一方、折兼のバガス容器はサトウキビのしぼりかすなど捨てられてしまう自然由来の原料を使った容器であり、自然に分解される素材で環境に優しい容器。プラスチック容器に比べて二酸化炭素排出も格段に少ないなどの特徴について理解いただきました。
伊豆川飼料は静岡・清水の特産であるマグロの人間が食べない部分を捨てずに使い、高品質な飼料や有機肥料を作る事業を地元清水で70年以上前から営み、これは資源循環型の事業であること、またSDGsの推進にも貢献していることをお話しいただきました。
ビーチコーミング
Beach hotel gosea’s (静岡市清水区三保2728-4)の裏のビーチにて、ビーチコーミングを実施。
ビーチにどんなゴミが落ちているのか、海洋プラスチック、マイクロプラスチックなどの問題をリアルに実体験。海にあるはずのないゴミが沢山落ちていることを、ゴミ拾いを通じて理解いただきました。
バガス容器で地元の野菜が入ったカレーでランチ
静岡市清水区にある就労継続支援B型事業所nanairo様が育て収穫した、三保の畑で採れたジャガイモが入ったカレーと枝豆のランチ。バガス容器とバガスのスプーンで食事をしました。
畑で採れた野菜をその畑で食べる、これ以上ない『地産地消』をリアル体験いただきながら、美味しいカレーを親子で沢山食べていただきました。
バガス容器の土壌分解準備と野菜の植え付け体験
食事の後はカレーの容器やスプーンそして枝豆のさやを分解を促すためのコンポストへ。
この日コンポストに入れたバガス容器がどのように分解されていくのか、皆さんに追ってご報告いたします!
野菜の植え付け体験
nanairoの池田様より、野菜の植え付けについてレクチャーを受けた後、親子で植え付け体験。今回植え付けをした畑には予め土壌分解されたバガス容器が入っていることも説明いただきました。
苗がしっかり土に埋まるように穴を掘り、そのあとは伊豆川飼料のマグロから作られた「しみずの恵」という肥料をいれます。そして苗を植えて土をかけて植え付け完了!! バガスのスプーンで野菜の種類を記載しました。
次回開催について
今回土壌分解をスタートさせたバガス容器の状況、植え付けした野菜の生育状況を考慮し8月~9月頃に以下の企画を予定しておりますので、是非ご参加ください。
今回参加いただいた皆様はもちろん、初めてご参加いただく皆様も大歓迎です。開催時期は改めてエスパルスオフィシャルwebサイト等でお知らせいたしますので、お楽しみに!!
【次回活動内容】
・植え付けした野菜の収穫と収穫した野菜の調理とバガス容器を使用しての食事と容器の土壌分解。
・土壌分解されたバガス容器の確認とバガスが分解された土を使っての土づくり
主催他
主催:株式会社折兼、株式会社エスパルス 協力:伊豆川飼料株式会社、株式会社nanairo
お問い合わせ
TEL 050-9002-5919 エスパルス教育事業部