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【大分戦プレビュー】~5連戦の最後は力を出し切り上位進出へ~

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J1昇格に重要な一戦を迎えることになった。対戦相手はリーグ3位の大分。現時点での勝ち点差は4。この試合で入れ替わることはないが、勝てば確実に上位に近づくことになる6ポイントゲームになる。


その試合を迎えるにあたり、前節は様々なものが積み上がっていることを実感できる試合になった。序盤からエスパルスは安定した戦いを見せながら、11分にはコーナーキックからカルリーニョス ジュニオが押し込んで先制に成功する。さらに19分には前線で北川航也がボールを奪いスルーパス。乾貴士がゴールに流し込んで追加点を奪った。前半終了時で2-0。ここまでは前節と同じだった。ただ長崎戦ではそこから後半に2点を入れられたが、この試合では同じ轍を踏まなかった。ゴールを奪われることなく、逆に54分にカルリーニョスが3点目を決めて、さらに試合を優位に進めることに成功。最後まで相手に決定機を与えず3-0で勝利した。


「痛みを伴った経験を必ず無駄にしない」と秋葉監督が試合後に話したように失敗を繰り返さない。さらに早い時間の先制点など良い面は継続ができている。この5連戦では群馬に引き分け、秋田にはホームで敗れるなど悔しい思いをしてきたが、それを糧にしてきており良い形で今節を迎えることになった。


一方の大分は首位町田とホームで対戦した。試合は38分に町田がハーフライン付近からフリーキックを獲得。下田北斗がゴール前に入れるとボールはこぼれ、混戦の中からチャン ミンギュが右足を振り抜いて町田が先制に成功する。さらに63分には大分が最終ラインでボールを回していたところをエリキに奪われそのまま独走。最後はキーパーもかわしてゴールに流し込み追加点。87分には下田のフリーキックをGK西川幸之介がファンブル。翁長聖が詰めて決定的な3点目を与えてしまった。最後まで得点を奪うことができなかった大分は、これで3戦勝利なしとなった。


大分はこの試合、前半のシュート数は0。後半に反撃の姿勢を見せようとしたところで守備陣のミスが連発して失点を重ねてしまった。攻撃、守備とどちらも振るわなかったと言える。それでもこの試合のボール支配率は65%、町田が35%とそれぞれの特徴が出た試合だったが、セットプレーから2発を決められてしまったというところがより試合を難しくさせたと言えるだろう。その意味では、エスパルスは現在2試合連続セットプレーから得点を奪っており、この流れを大事にしたいところだ。


また大分は先制点を奪った試合が15試合ありリーグでは3番目に多い。そして先制点を奪った15試合は12勝3分0敗と一度も負けていない。このことからもエスパルスが先制点を許してはいけないということが分かる。先制点を奪われない、そして自分たちが先制点を奪うことは変わりない。大分はホーム2連戦、エスパルスはアウェイ2連戦とコンディションの差はあるが、これまでの経験を生かして5連戦の最後に力を出し切りたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第25節

7月9日(日)19:00キックオフ

清水エスパルスvs大分トリニータ

@レゾナックドーム大分

<放送>

DAZN

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