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【栃木戦プレビュー】~ビッグマッチ後の大事な試合~

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47,628人というJ2最多観客者数を記録した国立マッチから約1週間。未だその興奮が冷めやらぬままに今節を迎えることになる。その点に関して秋葉忠宏監督はこう警戒する。


「ビッグマッチ後は往々にして気が抜けがちになる」


しっかりと切り替えモチベーション高く臨むことが今節問われている。何より前節は白熱した試合にはなったが勝利することができていない。


千葉に対してエスパルスは15分にクロスのこぼれ球から神谷優太のゴールで先制に成功。幸先は良かったが、その2分後に相手のミドルシュートがディフェンスに当たってゴールに転がり込むという不運な形で同点に追いつかれてしまう。そして後半の立ち上がり、ロングボールを弾き返すことができず千葉に逆転ゴールを決められてしまった。それでも交代出場の選手たちが流れを変え、66分にベンジャミン コロリが押し込んで同点。さらに勝ち越しを狙ったがシュートがことごとくGKに防がれ追加点とはならなかった。試合は2-2のドロー。勝ち点1を手にしたというよりは勝ち点2を逃したという印象の方が強い。


この悔しい思いは今節にぶつけなければいけない。


一方の栃木は現在J3自動降格圏1つ上の20位。ただ、21位の金沢とは勝ち点27で並んでおり、得失点差で何とか上回っている状況だ。秋葉監督が、「必死になって勝ち点を狙ってくる」という相手のメンタルに対して、それを上回るものを出さなければいけないだろう。


栃木は前節、22位大宮との下位直接対決になった。試合は序盤に相手の直接フリーキックがポストに直撃するなどひやりとした場面もあったが、何とか無失点で試合を進めると前半アディショナルタイムにコーナーキックを獲得。福森健太のボールに中央で平松航が頭で合わせるが、わずかにゴール左に外れた。その流れのまま後半は栃木がリズムを掴み、70分にはフリーキックの折り返しを交代直後の大島康樹が頭で合わせるがGKの正面に終わる。その後は大宮に攻め込まれる時間帯が長くなったが、栃木が耐えきって0-0で終了した。


栃木の特徴が出た試合だったと言える。まずは堅い守備だ。今季これまで27失点とリーグ5位タイの数字になる。一方で得点をなかなか決めることができずリーグで下から3番目となる22得点。ただセットプレーを得意にしており、22得点中セットプレーからの得点は8得点と、エスパルスにとっては警戒しなければいけないポイントとなるだろう。ポゼッション率はリーグ21位と高くなく、「シンプルに長いボールを使って、それを拾って広げてクロスという戦い方をしてくる」と指揮官が分析するように、一貫した攻撃をしてくることが予想される。だが一つのミスが致命傷になることもあり、暑さの中で集中力が問われるゲームになりそうだ。


今節はアウェイゲームになる。ここ数試合、「先に先制点を取られない」というアウェイの戦い方を見直した結果、苦手としていたアウェイも現在は2連勝中。上位を追う立場のエスパルスとしてはアウェイであれ勝ち点1では物足りない。是が非でも勝ち点3が欲しい試合だ。勝ってアウェイ3連勝としてアイスタに戻ってきたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第27節

7月22日(土)18:00キックオフ

清水エスパルスvs栃木SC

@カンセキスタジアムとちぎ

<放送>

DAZN

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