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【岡山戦プレビュー】~5試合ぶりのアイスタは「装いはクール」に「中身は熱く」戦う~

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前節栃木戦は、ある“秘策”を持って臨んだ。前半の31分に右コーナーキックのチャンスを得ると、ベンジャミン コロリのショートコーナーから白崎凌兵がゴール前にボールを入れる。ファーで鈴木義宜が頭で叩きつけてネットを揺らした。エスパルスは5試合連続の先制に成功する。前半を終えて1-0。後半のスタートはその秘策を披露することになる。4バックから3バックへの変更。これまで後半の立ち上がりに失点することが多く、その対策として準備してきた。前からより迫力のある守備を見せ後半開始から10分が経過。再び4バックにして本来の戦い方に戻した。だが、67分にアーリークロスから失点し追いつかれてしまう。試合はそのまま終了。第26節千葉戦に続き2試合連続ドローとなった。


1つの課題は克服したが、勝ち切るために、いま必要となるのは追加点を奪うことだろう。千葉戦でも2点目を奪っていれば一時逆転されることもなかったに違いない。前節にしても追加点を奪うことができれば、たとえ失点をしたとしても逃げ切ることもできたはずだ。「夏場なので全部守備をするというのは難しいところがある。であれば、3点、4点、5点と取れば良いこと」と指揮官が話すように、今節は攻撃陣の奮闘に期待したいところだ。


対する岡山は今週の月曜日に熊本と対戦した。試合は開始早々に櫻川ソロモンがネットを揺らすがオフサイド判定でノーゴール。決定機を逃してしまうが、それでも25分に田中雄大がクロスに絶妙な反転で相手ディフェンスをかわすと、そのままゴールに押し込んで岡山が先制に成功する。しかし41分、ゴール前の守備が緩くなったところでゴールを決められ同点に。後半は岡山がコーナーキックから決定機を何度も作ったが決めきることができず試合は1-1のまま後半アディショナルタイムに突入。ドローかと思われた90+2分、交代出場の福元友哉がペナルティエリア角からミドルシュートを叩き込み、岡山が劇的勝利となった。


岡山の特徴は何より負けないというところだろう。ここまで黒星はわずかに5。守備が堅く失点27はリーグ4位。ただ今季はリーグ27試合で先制点を15試合奪っているが、8勝6分1敗と優位に試合を運ぶことができていない。引き分けはリーグ最多の14を数える。勝ち切るという面ではエスパルスと同じ課題を抱えているとも言える。それでも岡山としてみればアウェイ連戦、しかも中4日とやや日程的には厳しいが勢いを持って乗り込んでくることだろう。まずはその流れに飲まれないことだ。


今節は5試合ぶりのアイスタでの試合になる。そこで弱気な戦いを見せることはできない。このところ見せられていない「超攻撃的、超アグレッシブ」な姿勢を再びサポーターの方々に見せること。1点差で勝つのではなく、一時期のように相手を寄せ付けず圧倒的な力を見せてくれることをサポーターは求めている。今節から「エスパルスエメラルドグリーン」の2023LIMITED UNIFORMで臨むチームは、装いはクールに、しかし心の中はオレンジの熱い魂を持って戦う。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第28節

7月29日(土)18:00キックオフ

清水エスパルスvsファジアーノ岡山

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

エフエムしみず

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