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【山形戦プレビュー】~山形へのリベンジで逆転への足がかりに~

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この2試合、勝利が求められている中で連続ドロー。勝てば2位浮上という試合だったためサポーターの落胆は大きかった。それでも、負けてはいない。この勝ち点1をつなぐため今節は勝利が絶対に必要になる。


前節は苦しい試合だった。序盤から好調のカルリーニョス ジュニオにボールが集まり、2分にはチアゴ サンタナのスルーパスから、5分には白崎凌兵のサイドチェンジから、それぞれシュートを放つがゴールを奪うことができない。後半のスタートには、そのカルリーニョスが負傷交代というアクシデント。なかなか先制点が奪えないエスパルスにとって痛い交代となった。試合は64分、森海渡にボックス内からシュートを打たれるが権田修一のスーパーセーブ。さらに78分には棚橋尭士のシュートがポストに直撃して何とか失点を免れた。終盤、北爪健吾がスピードを見せて何度もディフェンス陣を突破するも、ゴールを奪うことができずにスコアレスドローに終わった。


実に11試合ぶりの無得点。秋葉忠宏監督が「最後のところで一つだけ落ち着けばフリーな選手がいた」と言うように、ゴール前の冷静さが足りなかった部分もある。ただ今節からは乾貴士が2試合の出場停止が明ける。攻撃のキーマンの復帰はチームにプラスになることは間違いないだろう。ホームで攻撃的な姿勢を見せ、これまで2試合の鬱憤を晴らす。


一方山形は前節大宮と対戦。前半は大宮にチャンスを作られるシーンが多かったが、何とかしのいで前半は0-0。後半に入るとスコアは動いた。53分、山形はクリアボールを奪われ小島幹敏がボックス内深くまで侵入。マイナスのボールをシュヴィルツォクが押し込んで大宮に先制を奪われてしまう。それでも、ここから山形が反撃を開始。61分、南秀仁のスルーパスからイサカ ゼインがシュート。GKが弾いたところを後藤優介が押し込んで同点に追いつくと、さらに3分後には後藤優介のクロスはGKに弾かれるが、こぼれ球をイサカ ゼインが押し込む。しかし、これはゴールライン上でディフェンスにクリアされてゴールとはならない。その後も山形はゴールに迫ったが逆転までには至らず、試合はこのまま1-1のドローに終わった。


山形にとってはその前の節で町田に0-5で敗れたショックを振り払いたかった試合だったが、最下位の大宮から勝ち点1しか奪えなかった。現在9位。プレーオフ圏内の6位大分とは勝ち点2差ということもあり、今節は勝ち点3を奪いに来るだろう。そうなった時に警戒しなければいけないのは後藤優介だ。昨季までエスパルスに在籍。今季から山形に加入し主に途中出場となっているが、この6試合で3ゴールを挙げる活躍を見せている。集中力が途切れがちな終盤、ゴール前で彼の動きを見逃すと痛い目に合うかもしれないため、最後まで気を緩めてはいけない。


1位町田、2位磐田を追う立場のエスパルスとしては、残り9試合で勝ち点3を積み上げていくしかない。前回敗れた山形にリベンジして、まず一歩を踏み出したい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第34節

9月9日(土)18:00キックオフ

清水エスパルスvsモンテディオ山形

@IAIスタジアム日本平

<放送>

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