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【藤枝戦プレビュー】~油断は禁物。全力で戦う~

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近接するチームとの対戦が続く。前節、甲府との「富士山ダービー」の次は藤枝との「静岡三国決戦」、そして、さらにその次は磐田との「静岡三国決戦」になる。


前節甲府との試合は悔しい結果になった。ACLグループステージ第1節メルボルンシティ戦から中3日の甲府が序盤から勢いを持って入ると、エスパルスはそれを受けてしまう形になり前半は甲府のペースのまま終わってしまった。後半はエスパルスがより大胆に攻撃を展開してペースを握り返し、相手ゴール前でのプレーも増えたが、それでもゴールを奪うことができず、試合はスコアレスドローに終わった。


守備に関しては、これで4試合連続クリーンシートと結果を残した一方で、攻撃陣としては3試合ぶりの無得点。あと1点に迫っているエスパルスJ2通算150得点目はお預けになった。今節はそのメモリアルゴールから得点を量産していきたいところ。そのために必要になるのはシュートの精度だろう。今週はシュート練習を積み、数だけではなく様々なシチュエーションを想定した質にまでこだわったトレーニングを行っている。その成果を出していきたい。


藤枝は前節東京Vと対戦している。試合は17分、中原輝が楔のボールを入れ齋藤功佑が落として3人目の動きで走り込んだ森田晃樹がGKと1対1になり東京Vが先制。しかし藤枝はその2分後にGKマテウスがボールを持っているところを、矢村健が引っ掛けて奪うとアンデルソンが無人のゴールに流し込んで同点に追いつく。それでも東京Vは後半開始早々の47分、谷口栄斗の縦パスに齋藤が抜け出して、折り返しを染野唯月が押し込み勝ち越し。だが藤枝は執念を見せた。68分の左コーナーキック、横山 暁之はゴール前を外してファーに蹴り、矢村健が強いボールをゴール前に入れると鈴木翔太が上手く反応して押し込み再び追いついた。試合はこのまま終了しドロー決着。


藤枝は第24節終了時点では8位につけていたが、4連敗を含む8戦勝利なしで一気に17位まで後退。しかし、そこから熊本に勝利すると、ここ2試合は町田、東京Vと上位チームに食らいつき勝ち点1を奪っている。何が変わったのか。それは、これまでの攻撃重視の姿勢に対して割り切った守備もするようになったこと。それに加えて攻撃面ではロングボールも多用するようになった。積み上げてきたものを崩して現実路線にシフトしてきた藤枝は、前回とは違ったチームになっているかもしれない。


前回、ホームで行われた藤枝戦ではエスパルスが序盤から圧倒した。3分、中山克広がゴール正面の位置でボールを受けターンで前を向くがボールはこぼれてしまう。しかし、このボールがゴール前に転がり、これをチアゴ サンタナが見逃さずゴールに流し込んで先制。14分にはカルリーニョス ジュニオのPKで追加点。16分には相手ディフェンスのビルドアップをカルリーニョスが奪って最後は北川航也が詰めて3点目を奪う。27分にはカウンターから北爪健吾が長い距離を走ってゴールに流し込み前半だけで4点を奪った。仕上げは、72分に北川の折り返しにカルリーニョスが押し込んで5点目。試合は圧勝だった。


今節に向けて良い印象は持っていきたいが、油断すると足元をすくわれることになるだろう。この最終盤にきて簡単な試合は1つもない。まして「静岡三国決戦」だ。全力でぶつかり、対藤枝2連勝で次につなげる。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第37節

9月30日(土)13:00キックオフ

清水エスパルスvs藤枝MYFC

@藤枝総合運動公園サッカー場

<放送>

DAZN

静岡第一テレビ

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