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【いわき戦プレビュー】~「最重要」のゲームに高いモチベーションで臨む~

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磐田戦に勝利し、いよいよ昇格への道が明確になってきた。


前節の「静岡三国決戦」は18,871人という今季アイスタ最多入場者数を更新するほどの大勢のサポーターに見守られた中で行われた。試合は41分に乾貴士のシュートがディフェンスに当たってゴールに決まり先制。後半の終盤はセットプレーが7本続くなど厳しい時間が続いたが、全員で耐え抜き、大きな大きな1勝をつかんだ。


これにより再び自動昇格圏の2位に浮上。あと4試合全て勝てば、戻るべき場所に戻ることができる。そして今節「このゲームが最重要」と秋葉忠宏監督が話す大事な試合を迎える。


相手のいわきは、前節仙台と対戦した。18分に杉山伶央のクロスがゴール前の混戦でこぼれ、角度のない位置から岩渕弘人が押し込んでいわきが先制に成功する。それでも33分にはPKを献上し、これを氣田亮真に決められて同点に追いつかれてしまう。試合は1-1のまま後半に突入すると、57分には山田寛人のクロスに鎌田大夢がダイビングヘッドで合わせ、ついに逆転ゴールを奪われてしまった。それでも68分、右サイドから谷村海那が折り返すと、仙台ディフェンスが混乱したところを突いて永井颯太が叩き込んで同点。試合はドローに終わった。


エスパルスにとっていわきと言えば、5月7日に行われた第14節で、9-1で勝利した試合を思い浮かべる方も多いだろう。2分の乾のゴールから攻撃陣が勢いをつけ、中山克広、チアゴ サンタナのハットトリックなど大量9得点を挙げた。エスパルスの1試合におけるクラブ史上最多得点を更新した記録にも残る試合だった。


ただ、そのイメージを持ってこの試合に臨むと痛い目を見るかもしれない。いわきは6月14日、第20節山形戦に0-3で敗れると村主博正監督との契約を解除。田村雄三ゼネラルマネージャーが新監督に就任した。20試合を終えて成績は4勝4分12敗。それが新体制となってから前節までの18試合で7勝7分4敗と生まれ変わり、一時最下位も経験したチームが現在は17位。降格圏の21位大宮との勝ち点差を8に広げ、J2残留に大手をかけている状態だ。


その中でも特にいわきのイメージを大きく変えたのは第37節町田戦だろう。30分に山下優人が直接FKを沈めて先制点を奪うと、42分には谷村海那の目の覚めるようなミドルシュートで追加点。さらに後半開始直後の46分には、山下のクロスを遠藤凌がボレーで決めて3点のリードを奪う。その後、町田の猛反撃にあって2点を返されるが、そのまま逃げ切り首位の町田に土をつける大金星を挙げた。簡単な相手ではないことは間違いない。


指揮官は今節のカギを「特に磐田戦でパワーを使ったあとに、そのテンションでもう一度できるのかどうか、そこにかかっている」と話している。磐田戦のあと4連続オフでリフレッシュ、そして週末の紅白戦。そして今週はさらに攻撃面で強化を進めてきた。気力は十分に高まってきている。残り4試合の最初をきっちりと取って、次のホーム2連戦を迎えたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第39節

10月21日(土)13:00キックオフ

清水エスパルスvsいわきFC

@ハワイアンズスタジアムいわき

<放送>

DAZN

福島テレビ

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