NEWSニュース

【熊本戦プレビュー】~ホーム2連戦で昇格を決めるための大事な一戦~

©︎︎︎S-PULSE

現在2位のエスパルス。勝ち点2差で続く3位磐田、4位東京Vが、今節直接対決を行う。その勝敗の行方も気になるところではあるが、秋葉忠宏監督は「磐田も東京Vのことも考える必要がない」と言う。ただ自分たちが3つ勝てば良いだけ。前節町田が勝利してJ1自動昇格を決めた。残る自動昇格枠はあと1つ。秋葉忠宏監督は「もう1枠は我々が取りに行く」と選手たちに話している。


エスパルスは前節アウェイでいわきと対戦した。序盤は相手にシュートに持ち込まれる場面があったが、11分に権田修一のパントキック一発で相手の背後を付き、中山克広が落ち着いてゴールを決めて先制。この直後に3バックにして試合を安定させた。すると30分にも中山のゴールが決まって追加点、その2分後にはコーナーキックのこぼれを原輝綺がダイレクトに押し込んで3点目。完全に勢いに乗ったところで、41分にカウンターから失点を喫してしまう。ハーフタイムでもう一度気持ちを引き締め直すと、59分には山原怜音がインナーラップから抜け出してゴールに流しこんだ。60分から北川航也、北爪健吾が投入されると、62分は、その二人で相手を崩し、北川のクロスを白崎凌兵が押し込んで4点目。75分には北川のスルーパスから北爪がGKの股を抜くシュートを決める。仕上げは後半アディショナルタイム。神谷優太のコーナーキックを鈴木義宜が落とし、岸本武流が芸術的なボレーを決めて7点目。前回対戦に続いて今回も7-1の圧勝となった。


ただ秋葉監督は「点数差ほど簡単なゲームではなかった」と言う。序盤に押し込まれたこと、3点リードから1点を取られてしまったこと。反省すべきところはある。今節の相手である熊本は前回対戦で苦しんだ試合でもある。また天皇杯ではJ1チームの鳥栖、FC東京、神戸を破り、準決勝まで進んだ実力のあるチームだ。今の勢い「だけ」で戦うのは危険。しっかりと修正する部分を修正して今節に臨みたい。


冒頭に記したように町田が前節でJ1昇格を決めたが、その相手が熊本だった。試合は前半22分に平川怜の強烈なミドルシュートがGKの手を弾きクロスバーに直撃。37分には左から田辺圭佑の鋭いグラウンダーのクロスがそのままネットを揺らしたが、これは中央に飛び込んだ選手のオフサイドを取られてノーゴール。ここで得点を奪えなかった熊本は44分、宇野禅斗にミドルシュートが決められると、後半の立ち上がりにも髙橋大悟にゴールを割られて、さらに61分に下田北斗に3点目を決められて完敗となった。


この試合から分かるように、エスパルスが勝利するポイントは先制点を取られないこと、そして先制点を取ることだろう。熊本は今季逆転勝利が1試合もない。1点を先に奪うことができれば勝率はかなり上がる。ただ前回対戦がそうだったように、体力や集中力の高い前半は特に難しい戦いになることが予想される。ボール保持率リーグ1位の熊本に対して、前回対戦ではボールを握られ試合を支配されていた印象だ。そこを焦れずに戦い続けられるか。早い時間の得点が生まれなかったとしても、エスパルスには強力な交代選手が揃っている。熊本は現在49失点を喫しているが、そのうち30失点が後半に集中しているように、粘り強く戦えばその弱点を突くこともできるだろう。


ここから始まるホーム2連戦で昇格を決めるためにも、ここが大事な一戦。サポーターとともにJ1昇格に向けて歩みを進めていきたい。


 エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、試合前コメントを公開!!

**********

2023 明治安田生命J2リーグ 第40節

10月28日(土)13:00キックオフ

清水エスパルスvsロアッソ熊本

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

エフエムしみず

静岡第一テレビ

**********

ニュース一覧

more

あなたにオススメのニュース