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【イベントレポート】12月5日(火) 静岡市立清水第五中学校にて『エスプラス ~モノづくり編~』を開催

『エスプラス』は、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校、高等学校を訪問し児童と共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、地元企業を講師に迎える授業も展開いたします。


12月5日(火) 静岡市立清水第五中学校にて、クラブパートナーの明陽電機株式会社よりゲスト講師2名を迎え『エスプラス』「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~モノづくり編~」を実施しました。


最初に、「サッカーやエスパルスを通した地域(会社・市民)との関わりを考えよう」というテーマでエスパルスとパートナー企業、地域とのつながりを考えました。そして明陽電機の菊本柾人さん、稲葉駿輔さんをゲスト講師に迎え、「仕事をする時に必要なチカラ」や「地元で働くこと」について学びました。


明陽電機株式会社は、船の安全を守るための先端技術を使った製品作りを行う会社です。国内船の約90%に明陽電機製の製品が使われており、静岡県が誇るモノづくり企業の一つです。SDGs活動にも取り組んでおり、エコを意識して船の操縦ができるようなシステムも開発しています。授業の中で、明陽電機製のセンサーや船に使われる部品などを見たり、船内の写真から船の仕組みを考えたり、生徒たちはメモを取りながら真剣に話を聞いていました。


次に、明陽電機の2人からそれぞれの仕事内容と仕事をする時に大切にしている「チカラ」について教えてもらいました。

まず、菊本さんは、「私の仕事は出来上がった製品に問題点がないか検査して完璧な製品を送り出すことです。私が特に重要だと感じているのは問題を見つける【課題発見力】です。皆さんの手元に届く製品には傷があったり、動作しなかったりするとショックだと思います。そうならないように、事前にしっかりと検査しています。」と話してくれました。


稲葉さんは「私の仕事はお客様の声を製品に反映し、要望に応えることです。

どんな仕事も期日が決められています。期日に間に合わせるために、設計が最初に仕事をします。設計が【主体性】をもって取り組まないと、間に合わないとお客様が困ることになります。そのため、【主体性】を大事にしています」と仕事に大切なチカラについてわかりやすく説明してくれました。

質問コーナーでは、「設計について電話で問い合わせが来た時にはどうしますか」「仕事をしていて嬉しいときや苦しいときを教えてください」など質問されると、菊本さんや稲葉さんは、実際の設計図や自身の体験を踏まえながら丁寧に答えていました。


 最後に菊本さん、稲葉さんより「先生が困っていたり、友達の様子がいつもと違ったりしたときに気づくことも、問題を見つけるチカラです。そういう人を見かけたら声をかけてください。自分が大変なときに声をかけてもらうと嬉しいと思います。これからもがんばってください」「主体性とは、自分で考えて行動するチカラです。相手や周りの気持ちを考えて行動するところから主体性がはじまります。ぜひ意識してください」とメッセージを伝え授業を締めくくりました。

授業後には、モニターやセンサーを近くで見ようと多くの生徒が集まりました。


静岡市立清水第五中学校1年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

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