皆さん、こんにちは。
秋分の日が過ぎ、9月も残りわずか。少しずつ暑さが落ち着きだしてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。今回のスクールブログは、「秋といえば読書の秋」でおなじみ、駿東エリアのしんコーチが担当させていただきます。
さて、今年の夏もしんコーチはイベント目白押しでした。すでに遠い昔のように感じますが、今でも心に残っています。数多くのイベントのなかで、強く印象に残り、自分自身に気付きと学び、今後の指導のヒントを与えてくれた出来事を紹介したいと思います。
それは、8月11日(日)にIAIスタジアム日本平で開催された「ゲルぴよ Presents RCDマヨルカ サッカークリニック in JAPAN Supported by清水エスパルス」でのことでした。
エスパルスが業務提携を結んでいるスペイン ラ・リーガ1部に所属するレアル・クルブ・デポルティーボ・マヨルカS.A.D.と協働し、ジュニア世代の選手育成・強化・発掘を目的に実施された当企画。
RCDマヨルカからジョアンとマーク、2人のコーチが来日し、事前研修、懇親会、当日のクリニック(午前の部)、昼食、当日のクリニック(午後の部)と多くの時間を共にさせていただきました。指導者としての考え方、子どもたちに対する関わり方、人生観など話せば話すほど共感が生まれ、その言葉の深みにはまっていき、人間的な魅力に惹かれていました。
ジョアン
マーク
「トレーニングは上手くいかなくても良い」
これはジョアンとの会話のなかで出てきた一言で、自分のなかにはスッと入ってきました。
自分の指導を振り返れば、子どもたちを良くしたい想いが先行して、無理やり良くしようと必死になっていました。当然、成長させたいし、成長してほしい。でも大切なのはトレーニングを上手くやることでも成立させることでもなく、「子ども自身が問題を解決できるようになること」。試合の勝ち負けもそう。結果を大人の関わりで誤魔化しても、それは子どものためにならない。むしろマイナスになることもある、そう言われている気がしました。
前提を「上手くいかない」とすると、肩の力が抜けていくのを感じました。子どもたちに良くなってもらいたい、成長させたい想いはそのままに、自分の心の持ち方を変えるだけで、今以上に子どもたちを良くできる何かを掴んだ感覚がありました。
人生において、上手くいかないときや悩んでいるとき、苦しいときや辛いときは多々あります。でも、それすらも楽しめる心構えを持つことができたら、より色鮮やかで豊かな未来が待っている、そう思いました。
懇親会にて(左からしんコーチ、松尾スクールマスター、ジョアン、マーク)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました‼
今週28日(土)は国立決戦‼
スタジアムで会いましょう‼