『エスプラス』とは、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校を訪問し、子どもたちと共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、地元企業を講師に迎える授業も展開いたします。
モノづくりの企業から、大人になって必要なチカラについて学ぶ
10月30日(水) 静岡市立清水岡小学校にて、クラブパートナーの「明陽電機株式会社」と共に、同校の6年生を対象にした、『エスプラス』「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~モノづくり編~」を実施しました。
最初に、エスパルスの概要をクイズを交えながら簡単に説明した後、エスパルスが多くの企業にパートナーとして支援をもらい、サッカー以外にも、地域の発展のために多くの事業を行っていることについて話しをしました。清水岡小の子どもたちも、実際にスタジアムにサッカーを見に行ったり、街のイベントでパルちゃんを見たことがあったり、ボランティアに参加したことがあると答えてくれました。
次に、明陽電機株式会社よりゲスト講師2名(菊元柾人さん、稲葉駿輔さん)を迎え、会社の概要や「仕事をする時に大切なチカラ」について説明をしていただきました。
「明陽電機株式会社」は、静岡県が誇るモノづくり企業の一つです。船の安全を守るための先端技術を使った製品作りを行う会社で、防衛省の船にも使われており、国内船の約90%に明陽電機製の製品が使われています。
「仕事をする時に必要なチカラ」の話では、普段行っている業務内容と、社会に出て必要な4つのチカラ【行動力】、【課題発見力】、【創造力】、【発信力】について話しをしてくださいました。出来上がった製品に問題点がないか検査して製品を送り出すことを業務としている菊元さんは、4つの中でも特に【課題発見力】の大切さをあげ、確認作業の大切さについてお話しをしてくれました。普段設計業務を行っている稲葉さんには、製品をつくる上で、一番初めに取り掛かる部門として、【主体性】がとても大切であることを、小学生にも分かりやすくお話していただきました。
質問コーナーでは、「明陽電機さんにもパートナー企業はいるのですか?」「船の部品をつくるための部材はどこで購入していますか?」など、授業を深堀りした質問が子どもたちからあがり、「エスパルスと同じように、地元を中心とする多くの企業と協力して部品を作ったり仕事を行ったりしています。」と回答がありました。子どもたちは、1つの会社は、多くの会社と手を取り合って成り立っていることに感心している様子でした。
最後に明陽電機の実物の製品を紹介しました。普段は見ることができない船の部品を実際に手にとりながら説明を聞き、子どもたちは製品に興味津々の様子でした。
静岡市立清水岡小学校6年生の皆様、関係者の皆様、明陽電機株式会社の菊元様、稲葉様をはじめ社員の皆様、誠にありがとうございました。