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【2025鹿児島キャンプ1日目】トレーニングレポート・監督/選手コメント

トレーニングレポート

1月23日、20回目の鹿児島春季キャンプがスタートした。静岡から空路で現地入りしたチームは、空港からそのままキャンプ中の練習拠点となる「鹿児島ふれあいスポーツランド」へ。到着すると、鹿児島市の皆さまよりエスパルス歓迎式が行われ、名産である鹿児島黒牛や鹿児島黒豚などの激励品をいただいた。


チームを代表して挨拶をした秋葉忠宏監督は、感謝の気持ちを述べるとともに、「今年は20回目のメモリアル。グラウンド、ホテル、温泉といった素晴らしい環境の中できつく苦しいトレーニングをしっかりと全員で乗り越えて、昨年のような成果を出せるようにしたい」と誓った。


1月6日のチーム始動から約2週間。三保でタフなトレーニングを重ねてきたことに加え、オフ明けの長距離移動で溜まった疲労なども考慮され、初日の今日は比較的負荷の少ないメニューが中心となった。その中で秋葉監督が示したテーマは、「立ち位置、距離感を確認すること」。ディフェンスラインからボールを繋ぎ、フィニッシュまで持ち込む中で、「去年やってきたことを継続しつつ、スピード感などをJ1のレベルに上げること」(宇野禅斗)を意識しながら、各々の動きや立ち位置のバランスを丁寧に確認した。


連日の2部練習が待ち受ける明日からは、より厳しいトレーニングでタフなチームに仕上げていく。


■松枝岩根 鹿児島副市長 歓迎の挨拶

まずは秋葉監督、清水エスパルスの皆さま、お帰りなさい。鹿児島市民を代表して心から歓迎を申し上げます。 そして何より、J2優勝、J1昇格、誠におめでとうございました。

鹿児島市で実施されます春季キャンプも今年で20回目となりました。私ども鹿児島市民は、プロのプレーを間近に見ることができる、このキャンプを大変楽しみにしております。本日はキャンプに臨まれる皆さまに、鹿児島黒牛や黒豚など、鹿児島自慢の食の激励品をお持ちいたしました。厳しいトレーニングの後は、鹿児島の食でスタミナを養い、温泉でリフレッシュをされ、シーズン中の厳しい日程を戦い抜くエネルギーを蓄えていただきたいと思います。

そして、クラブスローガンである「ONE FAMILY」のもと、 昨年以上に勝利にこだわり、チーム一丸となってJ1優勝並びにACLエリート出場権の獲得を目指していただきたいと思います。 私どもも清水エスパルスの大活躍を確信し、熱いサポーターとして応援してまいります。

終わりに、2月1日までのキャンプが充実したものとなりますよう心からお祈りを申し上げて、歓迎のご挨拶といたします。選手の皆さん、頑張ってください。


■鹿児島市、鹿児島市議会、鹿児島地域振興局、鹿児島県より激励品をいただきました

《鹿児島市》

鹿児島黒牛25キログラム

鹿児島産果汁100%みかんジュース300本

《鹿児島市議会》

鹿児島黒豚40キログラム

《鹿児島地域振興局》

鹿児島黒牛21キログラム

《鹿児島県》

鹿児島産カンパチ3尾


キャンプレポート動画

監督・選手コメント

秋葉忠宏監督 コメント

去年は雨スタートだったこともあり、今年の方が気候が暖かく感じる。キャンプはやはり寝食をともにすることが一番大事で、新加入選手が入ってからすでにトレーニングは積んできたが、どういう人となりなのかなど、いろいろなことを話す機会があると思う。また、ミーティングも含めてトレーニングだと思っていて、ミーティングもみっちり毎晩実施する予定でいる。全員で共通理解を持ちながらやっていきたい。


当然、ここに来て走らないわけがないし、キャンプ期間中も毎日しっかり厳しいトレーニングを積んでいく。僕は走りをフィジカルトレーニングではなく、メンタルトレーニングだと思っている。自分たちから崩れない我慢強さや忍耐強さ、みんなで苦しいことを乗り越えたことによって生まれる団結力や一体感が昨季の優勝、昇格という結果にもつながったと思っているので、「あれだけ走ったんだから負けないぞ」というタフさを身につけてほしい。


北川航也選手 コメント

自分自身、鹿児島キャンプに来るのはおそらく10回目になると思う。それだけ自分も歳を重ねたなと思うし、最初の頃にはなかったトレーニング施設や着替えスペースを用意してもらうなど、年々、充実度が増してきている。


キャンプ期間中はピッチ外でみんなと一緒に過ごす時間が長くなるので、プレー面だけでは分からないその人の癖や性格などが見えてくることもある。そういったピッチ外でのコミュニケーションがサッカーにもつながればいい。ポジション争いが厳しいのは毎年のことなので、キャンプに来たからといって何かを変えるのではなく、今までどおりピッチで全力を出すことに注力したい。


オフの部分で言えば、今年は朝風呂に挑戦しようと思っている。朝、温泉を身体に染み込ませてからトレーニングに向かうことでどんな変化が出るのか、やってみたい。また、今年の鹿児島キャンプはファンサービスがなくなってしまったということもあるので、カメラ部として選手のいろいろな姿を撮影して、サポーターの皆さんに届けられたらと思っている。


宇野禅斗選手 コメント

鹿児島キャンプは20回目だと聞いて、クラブと鹿児島の皆さんが築き上げてきた関係性の良さがあってこそだと感じたし、エスパルスが鹿児島という地で愛されている証拠だと思う。歴代の選手たちが築いてきた関係性を大切にしていきたいし、ここでしっかり英気を養って、シーズンを戦い抜く力をつけたい。


(今日のトレーニングは距離感の確認を行っていたが)チームが始動して2週間ぐらい経つし、去年やってきたことの継続でもあるので、ある程度の関係性は構築できてきていると思う。ただ、このキャンプからより一層激しいポジション争いが待っていることは全員が自覚しているし、厳しさと良い雰囲気を持って取り組んでいく必要がある。また、今年はJ1で戦っていくので、より強度高く、洗練された、スピーディーなサッカーができるように練習から積み重ねていきたい。


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