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【2025鹿児島キャンプ3日目】トレーニングレポート・選手コメント

トレーニングレポート

小雨が降った前日から一転して、少し汗ばむほどの快晴に恵まれたキャンプ3日目。早朝、チームスタッフが準備した午前練習用の用具はカラーコーンやマーカーのみで、GKのトレーニングエリア以外にはボールが一つも出ていなかった。秋葉忠宏監督が「鹿児島ではもっときつい練習で追い込んでいく」と宣言していたとおり、厳しいフィジカルメニューが待ち受けていた。


約30分間、ストレッチや体幹メニューなどで身体を温めたのち、昨年のキャンプでも実施した、グループごとのインターバル走が始まった。選手たちはグループごとに設定されたタイム内に、指定された距離を走る。最速集団は、先日三保で実施したYo-Yoテストで好成績を残した小竹知恩、蓮川壮大、山原怜音、北爪健吾、高木践の5名。


序盤は余裕をのぞかせていた選手たちだが、次第にレストタイム中に荒い息遣いが響くようになり、「やばい…」「終わってくれ…」と悲痛な声が漏れ聞こえるようになってきた。そんな中、小塚和季が「頑張ろう!自分に勝っていこう!」と声を張り上げ、チーム全体の士気を高めた。

最後の1本は、“恒例”(?)のジャンケン勝負で決定。𡈽井達也コンディショニングコーチとのジャンケンに選手が2回勝てば、その時点で終了となる。1人目の乾貴士は敗れたものの、続いて登場した吉田豊が2連勝し、午前トレーニングは終了。「フルさん(古邊考功フィジカルコーチ)は昔からああいう風にやってくれる。おかげで一体感が増す部分もある」と宮本航汰は疲労の中にも充実感をのぞかせた。

午後のトレーニング前には、清水銀行の代表取締役頭取、岩山靖宏様が激励に来てくださり、「地元の期待値はどんどん高まっていますので、皆さんプレッシャーはあると思いますが、やはり“エスパルスがいる街”の中で頑張ってください。皆さんの活躍を本当に応援しています」とチームへのエールを贈ってくれた。なお、清水銀行からは24日の食事にて、メロン35個を提供いただいている。

新加入のマテウス ブエノも別メニューながらチームに合流した午後のトレーニングは、セットプレーの確認が中心となった。今季、新たにキック精度を武器とする選手が加わっている中で、様々なシチュエーションを確認した。


明日は当初の予定から変更となり、午前練習のみとなった。明後日に控える済州ユナイテッドFCとのトレーニングマッチに向け、コンディションを整えていく。

選手コメント

宮本航汰選手

走りについては、去年よりもスピードが上がり、土台が去年から作りあげられているということが走っている時は分からないが、データで証明され、そこは自信を持って良いと思うし、それだけきつい練習をしてきたんだな、という思いがあるので、今はきつい時期ですけれど皆で乗り越えられれば良いと思います。若い選手がポジションを奪う、という気持ちが非常に伝わってきたり、競争の中でも負けていられないような、お互いが燃えるような展開が練習から出来ている。まだ加入したばかりの選手やユースで練習参加している選手も、身近で頑張っている若い選手がいる中で、吸収していって欲しいですし、また同じような緊張感を持って取り組めたら、さらに良いと思います。比較的、きついメニューをやっているので、あとはゲーム体力など違うものはあると思うので練習試合2試合と、練習での紅白戦でゲーム体力をもっとつけないといけないのと、視野の確保だったり、まだまだ戻ってきていない部分を戻しつつ、もっともっと他の選手の特徴を知ることや、お互いにどうして欲しいということを伝え合ったりして、コミュニケーションをとっていきたい。

カピシャーバ選手

このキャンプ期間の中でお互いがお互いのことを知り合う機会になっていますし、疲れもありますが、この先すごく大事な要素になりますので、やり続けていきたいと思います。また、私だけではなく色々な選手が自分の特徴をアピールできていると思いますし、それだけではなく皆で助け合って鼓舞しながら準備期間を大事にしていると感じます。間違いなく今年がエスパルスにとって大事な1年でもありますし、自分たちのやるべきことを果たすためにも、サポーターの皆様に喜びを届けるためにも、我々で団結してチームのために貢献していきたいです。この合宿の期間、フィジカルの向上や他の選手の特徴をできるだけ吸収しことはもちろん、環境に早く慣れて今年も良い1年になるように意識をしてやっていきたいと思います。

中原輝選手

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