MATCH REVIEW
まさに電光石火の一撃だった。
キックオフから24秒、右サイドを抜け出した小竹知恩のクロスをニアサイドに入り込んだアフメド アフメドフが頭で合わせ、先制ゴールをマーク。ブルガリアからやって来た期待のストライカーの加入後初ゴールで、エスパルスは幸先良く先制点を奪取した。
過酷な8連戦の5試合目となるJリーグYBCルヴァンカップの2回戦は、宿敵・磐田との静岡ダービーとなった。連敗中のリーグ戦を重視すればターンオーバーもやむないが、負けが許されないダービーマッチである。選手起用の難しい選択を迫られるなか、秋葉忠宏監督は…
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試合後監督コメント
秋葉忠宏監督
負けてはいけない相手に逆転負けという、非常に大きなダメージの残るゲームになってしまったというのが率直な感想。戦っていない、走っていないとは言わないが、我々はやはりこの世界で生きているので、もっと1プレーの重みを感じなければいけない。前半のうちから2点目を取れるチャンスがあったし、一つの競り合いに負けることで失点する。若いからとか試合経験がないとか、そんなものはダービーでは一切関係ない。もう一度、たった一つのプレーで人生が変わってしまうということ、今日この場にプライドと誇りを持って応援に来てくれた方々の想いを踏みにじってしまうということ、それらの重さにもっと目を向けてプレーしなければ、何回やってもこういうダービーになる。しっかりと自分たちに矢印を向けてここからどう立ち上がるのか。これだけ大きなダメージを負っても誰も助けてはくれない。
2日でホームでのフロンターレ戦が待っているので、ここからどう立ち上がるのか、諦めてもう戦わないのかが問われるゲームになる。もう一度しっかりとしたメンタリティとコンディションを整えて、そして1プレーの重さ、一つの勝敗に対する想いをもっと強く持って土曜日にホームで逞しく立ち上がった姿を見せたい。
ーーリーグ戦含めると3試合、後半の立ち上がりが課題になっているがハーフタイムの指示は。
変わらずこういうゲームはどう追加点を取るのか。取れないならどう点を取らせないのか。一番大事なのはこの1点を守ろうとしないこと。そういった話はずっとしているが、なかなか言ったようにはいかない。人が代わっているだとか、相手も変わっているだとか、いろいろな状況がある中でここを改善できないということは僕を含めたマネジメントだと思う。簡単に答えは見つからないが、ミーティングなのかそれとも立ち上がりの何かちょっとした戦い方なのかも含めて、変化を加えられるよう必死になって最適解を見つけたい。
ーー前後半での違いについてどんな印象を受けたか。
そんなに前後半を通して悪くない中で、立ち上がりの失点が痛かった。やはりここはジュビロさんのホームであるし、スタジアムの空気を含めてグッと彼らにパワーが出てしまった。最初の10分、15分でしっかりした入り方をしないとああいうゲームになってしまうし、ゲームの流れも空気もスタジアムが難しくさせてしまった。とくに入りのところで失点をしているので、もちろん選手たちは気をつけているし意識もしていると思うが、我々は結果がすべて。しっかり改善、修正できたというところを見せたい。
試合後選手コメント
宮本航汰選手
負けたことに対する責任は非常に感じている。ユース出身者ということもあるし、誰よりもこの試合がどれだけ重要かは分かっていたので、その中でチームを勝たせることができなかったのは本当に申し訳なく、悔しくて残念で仕方がない。今季はジュビロさんとは天皇杯しか対戦の可能性はないと思うが、次やった時には勝って終われるように、次に戦う時までこの悔しさは絶対に忘れてはいけない。それは…
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アフメド アフメドフ選手
結果には満足していない。自分たちにとって非常に大事な試合だった。(ゴールについては)3カ月待ち望んでいたゴールが決まった。日本のフットボールに適応していくのが難しかったが、ここからもっと良くなっていくと思う。個人としては毎試合全力を尽くして戦っており…
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小竹知恩選手
立ち上がりに自分のアシストからメチョ(アフメドフ)がゴールを決めてくれてチームとして良い流れができたが、その後から押し込まれる時間帯が長くなり、結果的には逆転負けという、ダービーは絶対に負けてはいけないという想いがエスパルスの選手としてあったので素直に悔しい。
アシストという結果を残したことについては自分としてもプラスではあるが…
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大畑凛生選手
静岡ダービーでデビューさせてもらい、スタジアムに入ってから両チームのサポーターの方々が素晴らしい声援を送ってくれ、自分の中でもやってやろうという気持ちになった。少しふわっとした部分もあったが、90分を通して自分の出せるものはすべて出したかなと思っている。ただ…
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