エスパルスは静岡市(三保松原文化創造センター みほしるべ)と連携し、三保松原の保全啓発活動を継続的に実施しています。10月12日(日)に三保松原 羽衣の松周辺にて、株式会社故紙センタートヨタ様にご協力いただき三保松原保全イベントを開催し、天候が少し心配な中でしたが約200名の皆様にご参加いただきました。
開会式では、静岡市三保松原文化創造センター 望月所長より、三保松原には年間50万人を超える方が訪れ、地域の方々によって美しい風景と防風林としての役割が維持されていること、そしてこの地域の誇りとなる三保松原が長く、多くの人に愛されるよう保全活動へ参加してほしいとお話をいただきました。
今回のイベントには佐々木智太郎選手・嶋本悠大選手・西原源樹選手が参加し、参加者の皆さんと共に保全活動を行いました。あいにくの曇り空でしたが、初めて三保松原を訪れた選手もいて、美しい風景に感動している様子で活動前にはみほしるべ内の見学も行いました。
参加者の皆さんと会話をしながら熊手を使って松葉をかき集めたり、集めた松葉を袋に詰めたり楽しく活動を行いました。「いつも応援しているよ!」「頑張って!」と温かい声もたくさんいただき、なかなか普段は経験できないファン・サポーターの皆さんとの交流機会となりました。
多くの子どもたちにも参加いただき、雨で少し重くなった松葉を一生懸命集めて運んでくれました。また、ジュニアユースU-15の選手とシジマールGKコーチも活動に加わりました。
参加者の皆さんからは「選手と一緒に楽しく活動ができてよかった。」「また松葉かきに参加したい。」「今回の人数で行ってもまだたくさん残っていて、より多くの人の協力が必要だと思った。」といった感想をいただきました。
美しい松原を未来に繋ぐためには、多くのボランティアの皆様の力が必要です。今回作業を行ったエリアも、地元のボランティアさんが日々活動をしてくれています。
キャンペーンも実施しているので、ぜひ練習見学や三保観光と一緒に継続的にボランティアへの参加をお願いします。エスパルスファミリーの力で美しい世界遺産の風景を守っていきましょう!
本イベントにご参加いただきました皆様、故紙センタートヨタ様、静岡市および一般財団法人三保松原保全研究所の皆様、ありがとうございました。
参加選手コメント
佐々木智太郎 選手
プロサッカー選手として社会貢献活動は仕事の1つで必要なこと。サッカーだけでなく、ピッチの外でも皆に応援される選手になりたいと思う。 近くでファン・サポーターの皆さんと接する機会は少ないが、貴重な経験をさせてもらった。改めてたくさんの方々に応援されているという実感をもち、より頑張らないといけないと感じた。
嶋本悠大 選手
ファン・サポーターの皆さんと保全活動ができて、子どもたちともたくさん触れ合えた。いつもピッチへご声援をいただいているが、近くで一緒に活動するのは初めてだったので色々な会話をして交流ができた。 このような活動は今までしたことがなかったので良い思い出になり温かい気持ちになった。残りの試合もチームに貢献できるよう頑張りたい。
西原源樹 選手
ファン・サポーターの皆さんから応援の言葉やいつも見ているよという言葉をいただいて嬉しかった。 一緒に活動することで松葉かきも頑張れたし、色々な声も聞けた。自分のユニフォームを着てくれている子どもがいたり、応援の声をもらったり、もっと頑張らないといけないと感じた。 このような社会貢献活動もしっかり行っていきたい。
松葉かきの必要性
マツは栄養の少ない土地で育つことができる木です。しかし、松葉がたまって土地が豊かになってくると今度は他の木の森林に移り変わってしまいます。マツから別の木に移り変わらないようにするために松葉かきが必要となります。
また、マツ材線虫病から守ること、マツの世代交代を促すことも大切なポイントです。
エスパルスと三保松原
エスパルスの練習場やクラブハウスは、世界文化遺産 富士山の構成資産 三保松原の‘構成資産バッファゾーン’に位置します。これまで松原保全活動に選手、スタッフが参加したり、過去にオフィシャルユニフォームに「三保松原から見える富士山柄」を採用したり、プロモーション素材を三保松原で撮影したりと、とても深いつながりがあります。パルちゃんなどマスコットの耳も現代版羽衣をイメージしています。また、宮本航汰選手は三保出身の選手です。
エスパルス三保松原保全キャンペーン
松葉かきボランティアに参加するとオリジナルステッカーがもらえたり、抽選で選手サイン入りグッズが当たる『三保松原保全キャンペーン』も年間を通じて実施していたりいます。みほしるべでは毎日ボランティアを受け付けており、また定期的に各保全団体のイベントも開催されています。