サポーターの皆さんだけでなく、清水エスパルスに関わる全ての人々にとって受け入れがたい、難しい瞬間になってしまった。ゲームは予想していた通り難しいゲームになった。（ミハイロ）ペトロヴィッチ監督の作るチームは非常に良いチームということは覚悟していたので、その相手に対して強い姿勢で臨み、最後まで勝てる可能性を追いかけながら戦ったが、悔しい結果になった。言葉にするのは難しい。

――白崎凌兵選手を前で使ったり、メンバーの変更があったが、今日のプランは？

１つは（北川）航也をケガで使えなかったので、彼が今までトップ下のポジションをやっていたこともあって、それができる選手として白崎をそのポジションで使った。また相手の札幌はエリア内に侵入してくる動きが鋭いので、我々の守備のときには、バイタルをしっかり閉じておく必要もあった。そこは（松岡）大起に守備のところをやってもらう目的があり、その攻撃と守備をつなぐ役割として、白崎にそこをやってほしいと思っていた。また、ポジションチェンジが必要になったときには、ベンジャミン（コロリ）を入れて1列下げるということもできると思っていた。それをやることで守備のとき、相手の侵入してくる動きに対して少し守備が落ちることは覚悟していたが、今日それが起こってしまった。

――最近続いている終盤の失点が勝敗を分けたと思うが、どのように守るつもりだったか？

終盤に失点をするというのは、我々が何度もやってきたこと。それをやらないようにやってきたが、悔しいのは、我々が3点目を奪ったあと同点にされるのが早かった。我々としては、どうしても勝たなければいけない試合なので、前に前にという修正が必要になるし、それによってゲームがオープンになってしまうという展開になった。どこでミスが起こったのか。それを見つめ直す作業が必要。この降格というのは受け入れがたい現実だが、これは今日の結果だけでこうなったわけではない。今まで終盤に失点をしてしまうというミスを繰り返したことが積み重なり、今日の最終節を重圧のかかる状態で迎えてしまった。我々の積み重ねてきたミスも含めて、どう修正していくかということをこれからやっていかなければいけない。