まずはこの5連戦の1試合目、13,700人以上のサポーター・ファミリーが駆けつけてくれて感謝している。この6ポイントマッチに大声援とエネルギーをもって我々と共に戦ってくれたおかげで堅い守備の仙台相手に3点を奪ってみせる素晴らしいゲームができたと思う。ただ2失点はもったいないと思うので、しっかり反省し、勝ちながら修正していきたい。

またすぐにアウェイ富山、アウェイ岡山と厳しいゲームが待っているので、総力戦で、全員の力を結集して、まずはあと(5連戦の)4試合をしっかり乗り切りたいと思う。私が監督になってから大型連勝がないので、しっかり勝ち続ける、勝つことが当たり前になる、勝ち慣れるといったところにトライして、大型連勝できるようにやっていきたい。

我々には引き出しがたくさんあり、戦術の幅を広げられる選手層もある。たった1週間の準備の中でこれだけインテリジェンス高く、頭で理解しただけでなく表現する。表現して初めて理解したと言えるが、ピッチの中で表現するのは難しいこと。今日は2トップからGKまで全員で我々の意図したものをピッチで表現してくれたから3点を奪えたと思っている。我々は戦術の幅を持っているのでもっと広げていきたいし、人によって変えながらもっともっと勝ち続けられるようにやっていきたい。

仙台に対して準備してきたものへの手応えはあった。実際相手の前半のシュートは0本で、シュートを打たせなかった、素晴らしい守備をしていた。ただ、ほとんど相手にチャンスを作らせていない中でぽろ、ぽろっと簡単に２つ取られてしまった印象がある。90分間しっかりやり守り切って初めて高い評価に値する。全体を通して言えば攻守においてよくやってくれたが、だからこそ3-0で終われるように、2失点は本当に要らなかった、もったいない安い失点だったが、勝っているのでポジティブに修正していきたい。

(西原源樹は)クラブ最年少ゴール記録をパルちゃんデーで樹立した彼は、エスパルス、パルちゃんの申し子なのかなと。非常にポテンシャルの高い選手で期待値も高かったが、ようやく決めてくれたなと思う。仙台相手に決めたというのが価値のあることで、末恐ろしい17歳が出てきたなと思うし、非常に嬉しい。ただ、いつも言っているが、まだまだ満足することなく成長して欲しいし、日本を代表する、世界に打って出るところまで天狗になることなくやり続けて欲しい。