11月2日、都内のホテルで開催された「2012Jリーグヤマザキナビスコカップ」決勝前夜祭に先立ち、決勝を戦う両チーム監督と両選手による記者会見が行われました。
 
　会見にはアフシン ゴトビ監督とカルフィン ヨンアピン選手が出席し、決戦へ向けた心境を語りました。
 
「まず初めに、エスパルスのファン・サポーター、選手、クラブ関係者を代表して、JFA、Jリーグ、そしてスポンサーの皆様、特にヤマザキナビスコ様に対し、この素晴らしい大会に参加させていただけたことについて御礼を申し上げたいと思います。我々が対戦するチーム（鹿島）は素晴らしい監督と選手がいるチームで、そんな相手と素晴らしい試合をし、我々がチャンピオンになりたいと思います。そして、この10年間獲れていなかったカップを静岡・清水に持ち帰りたいと思います。」
とゴトビ監督が語りました。
 
ヨンアピン選手は
「明日対戦する鹿島アントラーズとは今年これまでに3試合対戦しており、3試合とも素晴らしい試合だったと思いますし、明日もいい試合になると思います。私は本当にアントラーズをとてもリスペクトしています。明日我々はハードワークをして、しっかり戦えるようにしていきたいと思います。」
と意気込みを語りました。
 
　また、来日後自身初タイトルへの思いを聞かれたヨンアピン選手は
「タイトルを獲ることはとてもいいことです。私もオランダのチームでタイトルを獲ったことがありますが、それは小さなローカルのクラブでしたが、チームにとってだけでなく地域の人々にとってもタイトルを獲ることは大きな出来事でした。エスパルスはタイトルを10年間獲れていないので、是非、獲れれば良いと思っています。」
と、述べました。
 
　次に、鹿島の印象を尋ねられると、ゴトビ監督は
「ジョルジーニョ監督はサッカー選手として素晴らしい偉業を達成してきた方だと思います。そして彼が監督としてこれから先、素晴らしいキャリアを進んでいくことに疑問の余地はありません。（今季）ここまで3試合対戦していますが、彼の情熱と、彼の誠実さなど彼のすべてをチームにもたらしていると思います。私は彼を非常にリスペクトしています。そしてチームをリスペクトしています。鹿島アントラーズは日本のどのチームよりも多くのタイトルを奪ってきたチームです。彼らには経験のある国内選手、そして海外の選手がいます。そして多くの代表選手、五輪を経験してきた選手がいます。」
と述べ、敬意を表しました。
 
　さらに、決勝を前日に控え、
「試合の準備をするにあたって、これまでの3試合とは違った対戦となると思っています。選手たちも自分たちが何をしなければいけないということをわかっています。カギとなるのはまず初めに、我々がしっかりと組織を作って試合の最初から最後までプレーするということ。そして二つ目、重要となるのは集中力を高く保つこと。そして三つ目は、ゴール前での効果的なプレーということになると思います。」
と対策を披露し、最後に
「我々はふたりとも本当に美しいサッカーを好んでいます。ですから、ファン・サポーターにとってこの試合が特別なそして素晴らしいものになれば良いと思っています。」と、決意を胸に締めくくりました。


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